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2025年から英国旅行はETAが必須!新ルールの対象者や申請方法を解説

ETAの手続きを終えた女性と「ETAとは?」の文字

2025年から、日本人はイギリスへ旅行する際に、事前に電子渡航認証「ETA」の申請が必須となります。

イギリスへ渡航する予定のある方は、この記事を参考に、ETAの対象者や必要書類をチェックしておきましょう。

1. ETA(エタ)とは?

英国王室の衛兵と「ETAとは...」の吹き出し文字

ETA(Electronic Travel Authorisation)は、イギリスに入国する前にオンラインで申請する電子渡航認証システムです。

イギリス政府は、国境管理を強化し、より安全な渡航を実現するために、2023年より一部の国を対象に段階的にETAの導入をはじめており、2024年11月27日からは、日本国籍者もETAの申請が可能となります。

日本国籍者がイギリス入国時にETAが必要となるのは、2025年1月8日からとなります。この日以降にイギリスへの入国を予定しているETA対象者は、渡航前に必ずETAの承認を取得しておきましょう。

ETAはイギリスへの入国を保証するものではなく、ETAの承認を受けていても、渡航目的によっては入国審査官のいる有人ゲートを通過する必要があるためご注意ください。通常、観光目的の滞在は自動化ゲート(eGates)の利用が可能です。

ETAは発行日から2年間有効ですが、新しいパスポートを発行した際は、ETAも再度取得する必要があるため注意が必要です。

2. ETAの申請対象者は?

英国王室の衛兵と「ETAの申請対象者は...」の吹き出し文字

日本国籍の方で、観光、ビジネス、家族や友人の訪問、短期留学などの目的でイギリスに短期間滞在する場合に、ETAの申請が必要です。具体的には以下のようなケースでETAを取得する必要があります。

【ETAが必要なケース】

  • 観光:旅行や観光目的でイギリスを訪れる場合(最長6ヶ月の滞在)
  • 家族や友人の訪問:イギリスに住む家族や友人に会いに行く場合(最長6ヶ月の滞在)
  • 短期留学:6か月以内の語学学校や短期コースに参加する場合
  • ビジネス:短期のビジネスミーティングや商談のための訪問(最長6ヶ月の滞在)
  • 通過(トランジット):イギリスを経由して別の国に向かう場合(英国の入国審査を受けずに通過する場合を含む)

ETAはイギリスへの入国が可能となる許可証であって、6ヶ月を超えての滞在や現地での就労が可能になるわけではないのでご注意ください。

6か月を超える長期間の滞在や、婚姻の登録などが渡航目的の場合は、ETAではなくビザの取得が必須です。

3. ETAの申請方法と必要なもの

英国王室の衛兵と「ETAの申請方法と準備するものは...」の吹き出し文字

ETAの申請は「UK ETA」アプリ(UK Visas and Immigration)、または英国政府の公式サイトより申請する2種類の方法があります。アプリはApp StoreやGoogle Playからダウンロードできます。

【注意事項】
英国政府は、ETAの取得後に航空券を購入することを推奨しています。通常、ETAの審査結果がわかるのは申請から3営業日以内とされていますが、ETAの導入直後はそれ以上かかる可能性も考えられるため、余裕を持って申請することをおすすめします。

申請には1人あたり10ポンド(約1,800円)がかかります。申請後の返金は受けられないためご注意ください。

申請に必要な情報は、パスポート番号、氏名、生年月日などで、旅程を入力する必要はありません。申請過程で、パスポートと申請者の顔写真をアップロード、または撮影する必要があります。

【申請手続きに必要なもの】

  • パスポート(コピーは不可)
  • メールアドレス(申請完了のメールと結果の受信用)
  • 支払いカードなど(クレジットカード、デビットカード、Apple Pay、Google Pay)

まとめ

2025年1月8日以降にイギリスに渡航する方は、ETAが必須となります。
申請は2024年11月27日から可能で、承認されたETAは発行日から2年間有効です。
6ヶ月を超えて滞在する予定の方(ビザ取得済み)は、ETAは不要です。

2025年の前半には、ヨーロッパ諸国(シェンゲン圏やその他のEU加盟国)にビザなしで短期旅行する人を対象とした「ETIAS」と呼ばれる新たな渡航認証が導入される予定です。導入後、イギリスだけでなく他のヨーロッパ諸国への旅行も予定されている方は、ETAとETIASの両方を取得する必要があるためご注意ください。

本記事は、一般的な情報提供を目的としており、個々の状況に応じたアドバイスではありません。ETAに関する最新の情報は、必ずイギリス政府の公式ウェブサイトでご確認ください。

イギリス旅行を計画されている皆さまが、スムーズに渡航できるよう、本記事が少しでもお役に立てれば幸いです。

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