タワーブリッジ観光徹底ガイド:見どころから周辺観光スポットまで
タワーブリッジはロンドンの象徴的なランドマークで、観光客にとって必見のスポットです。
この記事では、タワーブリッジの魅力を存分に楽しむためのポイントや見どころを詳しく解説します。歴史あるこの跳ね橋を訪れ、素晴らしい景色や展示を堪能しましょう。
1. タワーブリッジとは?
英語表記:Tower Bridge
着工:1886年4月22日
開通:1894年6月30日
全長:290メートル(橋台含む)
高さ:65メートル
設計デザイン:ホレス・ジョーンズ
建築様式:ヴィクトリアン・ゴシック
タワーブリッジは1894年に完成した、ヴィクトリア朝ゴシック建築が特徴の跳ね橋です。
二つの塔と車両と歩行者が通行できる跳ね橋、そして上部にある歩行者用の通路で構成されています。
跳ね橋は、高さのある船舶が通過する際に中央から開く仕組みで、当初は蒸気機関による油圧で動いていましたが、1972年からは電動油圧式になりました。
橋の内部には、橋のメカニズムや建設の歴史を紹介する展示があり、かつて使われていたエンジンルームも見学できます。
タワーブリッジとロンドン橋の違い
多くの観光客が混同しがちな「タワーブリッジ」と「ロンドン橋」ですが、これらは異なる橋です。
『ロンドン橋落ちた』の歌で知られ、歴史的な背景を持つロンドン橋ですが、現在のロンドン橋はシンプルなデザインの橋であり、観光地としての魅力はタワーブリッジほどではありません。詳細はロンドン橋の記事を参考にしてください。
2. タワーブリッジの見どころ
ここからはタワーブリッジ観光を楽しむためのポイントや見どころを、3つの項目に分けて紹介します。
タワーブリッジ入場:内部ツアー
タワーブリッジを上り内部を散策できるセルフツアーでは、オーディオガイド(日本語なし)を片手に階段を上り、橋上部からの景色やエンジンルームの見学を楽しめます。
特に注目すべきは、2つの展望通路に設置されたガラス床です。橋を通行する車両や人々をガラス越しに眺めることができ、跳ね橋の開閉時間に合わせて訪れれば、橋が開く様子や船が通過する様子をガラス床から見ることもできます(展望通路に到達する所要時間は約20分)。
エレベーターも利用可能ですが、階段を上る途中には橋の建設などに関する展示があるため、体力に問題がなければ階段の利用をおすすめします(途中にトイレもあります)。
橋の内部を見学した後は、青のラインに沿って南側のエンジンルーム(兼ショップ)へ向かいます。エンジンルームでは、かつて跳ね橋の開閉に使用されていたボイラーやエンジンを見ることができます(内部ツアーのチケットに含まれます)。
最新の入場料や予約は、以下のツールから行えます。
【タワーブリッジの入場チケットを予約する】
ツアー内容を確認する(GetYourGuide)
タワーブリッジはお得な観光パス – ロンドンパスやエクスプローラーパスも使用できます。
跳ね橋の開閉
せっかくなら、タワーブリッジが開き、船が通過する瞬間を目の当たりにしたくはありませんか?
タワーブリッジは年間約800回開閉され、1日あたり約2回開きます。偶然目撃できるほど頻繁には開閉しないため、事前に船の通過時間をチェックし、その時間に合わせて訪れるのがおすすめです。
船の通過時間が近づくと橋は通行止めになるので、見学場所を事前に決めておき、船の通過時間の10分前にはスタンバイしておきましょう。
船の通過時間は、公式Tower Bridgeサイトで確認できます。
4か所の写真撮影スポット
タワーブリッジは写真撮影に最適な観光地です。筆者も訪れるたびに素晴らしい景色に魅了され、毎回写真を撮ってしまいます。
どこから見ても壮観な景色ですが、見る角度によって背景や雰囲気が異なります。以下に、橋の前後南北4か所の撮影スポットを紹介します。
- ロンドン塔沿い(観光客に人気)
- セント・キャサリン・ドック沿い(背景:シャードなど)
- バトラーズ・ワーフ沿い(背景:金融街の高層ビル群)
- クイーンズ・ウォーク沿い(対岸にロンドン塔)
3. 合わせて行ってみたい!タワーブリッジの最寄り観光スポット
タワーブリッジを訪れたら、周辺の観光スポットも一緒に楽しみましょう。これらの観光地を組み合わせれば、充実した一日を過ごせること間違いありません。
【ロンドン塔】
タワーブリッジから徒歩すぐの場所にあるロンドン塔。中世の歴史を感じることができるこの塔は、世界遺産にも登録されています。ロンドン塔観光ガイド記事へ。
【シャード】
ロンドンブリッジ駅のそばにそびえ立つシャードの展望台に登れば、ロンドン全体を一望できます。詳しくはシャード紹介記事へ。
【バラ・マーケット】
バラ・マーケットは、品質の高い生鮮食品やロンドンで人気の屋台、カフェなどが集まるマーケットです。観光も兼ねて、ここでランチやおやつを楽しむのがおすすめです。詳しくはバラ・マーケット紹介記事へ。
【テムズ川クルーズ】
テムズ川クルーズは、タワーブリッジやビッグベンなどのランドマークを違う角度から眺められる、写真撮影にもおすすめのアトラクションです。詳しくは、テムズ川クルーズの記事へ。
【関連記事】ロンドンのおすすめ観光ルート7選
4. アクセス
タワーブリッジへのアクセスは、地下鉄や船などが利用できます。各最寄り駅は次のとおりです。
【地下鉄】
- タワーヒル駅(サークル、ディストリクトライン)
- ロンドンブリッジ駅(ノーザン、ジュビリーライン)
【船】
- タワー・ピア
- ロンドンブリッジ・シティ・ピア
各駅やタワーブリッジへの入場口、最寄り観光スポットの位置は、次のマップを参考にしてください。