当サイトの記事内には広告リンクが含まれる場合があります。リンクより商品を購入されると、当サイトにコミッションが支払われることがあります。詳細

ロンドンのプライド・パレード2024年ガイド【LGBTQ】

この記事では、毎年大きな注目を集めるロンドンの人気イベント「プライド in London」について、その歴史や開催当日のイベント詳細を紹介しています。

1. Pride in Londonとは?

lots-of-people-gathering-for-pride-london

Pride in Londonとは、多様性を祝い、不平等に対して抗議することをミッションに掲げるロンドンのLGBTQ+の団体により、年に一度開催される大規模なイベントです。

市内中心部で開催されるプライド・パレードには約3万人が参加し、毎年約150万人が訪れます。

2024年のPride in Londonは6月29日(土)に開催予定

【LGBTQとは?】

Lesbian(女性同性愛者)、Gay(男性同性愛者)、Bisexual(両性愛者)、Transgender(性自認が性別とは異なる人)、Queer / Questioning(特定の性の枠に属さない人、わからない人等)

【Pride in Londonの理念】

  • 可視性: 都市の多様なLGBTQ+、クィア/見えない存在/その他の可視性を最大限に高めます。
  • 団結:LGBTQ+コミュニティの草の根活動を支援することで、コミュニティ内の団結を促進します。
  • 平等: LGBTQ+個人の権利があらゆる面で多数派と平等であることを目指して闘います。

プライドの起源

プライドパレードが始まったのは、1969年6月28日にニューヨークで起こった「ストーンウォール事件」がきっかけです。

ストーンウォール事件とは、ニューヨークのゲイバー「ストーンウォール・イン 」が警察による踏み込み捜査を受けた際、居合わせたLGBTQ当事者らが初めて警官に真っ向から立ち向かって暴動となった事件のこと。

これに端を発し、世界各地でLGBTの権利を求める社会運動が広がり、イギリスでは、1972年に最初のプライド・パレードが開催されました。

現在、ストーンウォール事件が起こった6月は世界各地で「プライド月間」として知られるようになりました。

この記事の目次に戻る

2. ロンドンのプライドを楽しもう!

プライド・ロンドンでパレード上空を彩るレッドアローズ
ピカデリーサーカス(2019年開催時) / Photo; ©TanksLondon.com

2024年のPride in Londonは、6月29日(土)に開催予定です。

ロンドンの町中はプライド月間である6月に入ると、駅や電車、ショップのショーウィンドーなどが徐々にプライドを象徴するレインボーカラーに染まっていきます。

以下、Pride in London開催当日のパレードのルートやその他イベントの情報を紹介しています。

プライド・パレードのルートは?

パレードは、ハイドパーク・コーナーより正午にスタート予定です。

パレードのルートは次のマップを参考にしてみてください。イベントが開催される各地会場の場所も確認できます(ファミリー向けエリアもあります)。

場所により大混雑となるため、貴重品の管理にはくれぐれもご注意ください。また、人混みではケータイの電波が入りにくくなることもあるので注意が必要です。

各ステージエリアの催し内容

2019年のプライド in ロンドンのキャバレーステージエリア
Sohoの通りに登場したキャバレーステージ (2019年)Photo; ©TanksLondon

プライド in ロンドンの開催当日は、パレードだけでなく特設会場で開催される無料のイベントにも注目です。

多くのイベント会場の開催時間は12:00~20:00で、各エリアへの入場は先着順です。
各ステージの場所は、先程紹介したマップで確認できます。

トラファルガー広場(メインステージ / マップ内ブルー)

有名なアーティストやDJ、ダンスパフォーマーなどが登場するメインステージ。(6月18日時点で2024年の出演者は未発表)

2023年には、クイーンのアダム・ランバートやウェストエンド・ミュージカルのSix、Pride’s got talent 2023の勝者などが出演しました。

広場にはストリートフードなどをはじめとする各種ブースもあります。

ファミリーエリア(マップ内イエロー)

エンバンクメント駅そばのヴィクトリア・エンバンクメント・ガーデンズで開催される、LGBTQ+ファミリー向けの無料アクティビティやショーが楽しめるリラックス空間。

ステージショー、アート、写真ブース、ミュージカル・ビンゴ、ドラッグクイーンによるストーリータイムなど。

12:00~18:00開催。

ディーン・ストリート(マップ内ブラック)

ドラッグキングとドラッグクイーンの司会進行により繰り広げられるパフォーマンスが楽しめる。

ゴールデンスクエアー(マップ内グリーン)

多様なパフォーマーによるセンターステージでのショーが楽しめる。

ストリートフードやアルコールなどの各種ブースあり。

レスタースクエア(マップ内オレンジ)

LGBTQIA+の女性とノンバイナリー(自分の性認識に男性か女性かという枠組みをあてはめようとしない考え方)の人々向けのエリア。

特別にキュレーションされたステージパフォーマンスが開催され、多様な屋台が並びます。

Soho スクエアー(マップ内レッド)

トランス主導で開催されるトランスジェンダー(生物学的性と性自認が一致していない人)向けのエリア。

パフォーマンスやスピーチなどが行われ、グッズや食品、ドリンクの屋台が並ぶ。

この記事の目次に戻る

3. アクセス

ワンコもプライドカラーでおめかし!Photo; ©TanksLondon.com

プライド開催日のロンドン中心部は混雑し、広い範囲で車両通行止めとなります。

パレード沿いの駅は特に混雑し、込み具合によっては入場制限がかかることもあるため、少し離れた駅を利用するほうが無難かもしれません。ロンドン交通TfLの最新の運行状況はこのTfL公式ページで確認できます。

市内中心部はスリが多いので、スマホや貴重品の管理にはくれぐれもご注意ください。


この記事の目次に戻る

Powered by GetYourGuide