ケンジントン宮殿とは?観光の見どころ【王室の邸宅】
この記事では英国王室の歴史あるケンジントン宮殿について、訪れる前に知っておきたい情報を紹介しています。
1. ケンジントン宮殿とは?

英語表記:Kensington Palace
建造:1605年
増築拡張:1689年頃(南北に棟を建設、前庭)
建築様式:ジャコビアン様式
建築デザイン:クリストファー・レン
ケンジントン宮殿とは、ケンジントンガーデンズ内にあるロイヤル・パレスのこと。
17世紀以来、イギリスのロイヤルファミリーの邸宅として使用されており、ヴィクトリア女王(在位;1837~1901年)の生家でもあります。
故ダイアナ妃のお住まいだったことでも有名で、現在では、ウィリアム王子&キャサリン妃ご一家の別宅兼オフィス(本宅はウィンザー)、他王室メンバーの居住地となっています。
ケンジントン宮殿の一部は、博物館として一般公開されています。
2. 見どころ

一般公開されているケンジントン宮殿内の一部は、王室の歴史や当時の様子を伝える博物館として、毎年、英国内外から多くの観光客が訪れます。
宮殿内では、常設展示の他、期間限定のエキシビションも開催されています。
- 宮殿内の見学所要時間は2時間が目安
- フラッシュ無しの写真撮影は可(動画、パノラマ撮影不可)
- 期間限定のエキシビションは宮殿の入場料に含まれる
外にはガーデンやカフェ、おみやげショップなどもあり、ゆっくり楽しめます。
国王のステート・アパートメント
英語表記;The King’s State Apartments / The Queen’s State Apartments
17世紀以降の国王や王妃が住んでいたステート・アパートメントでは、応接間や寝室などが見学でき、部屋の装飾や絵画などの美術品なども見どころです。
The Queen’s State Apartmentsは、1689年に夫のウィリアム三世とともに共同君主として戴冠した「メアリー二世」の為に造られたエリアです。
ヴィクトリア女王の宝石
場所;1st Floor, The Jewel Room
ケンジントン宮殿の宝石の間には、ヴィクトリア女王の最愛の夫であった夫アルバート王配が特別に委託した宝石を含む、ダイヤモンドとエメラルドのティアラ、ネックレス、イヤリング、ブローチなどの宝石が展示されています。
アルバート王配が女王のためにデザインしたティアラが素敵です。
ヴィクトリア女王;子供時代の部屋
英語表記;Victoria: A Royal Childhood
ヴィクトリア女王の生誕200年を記念し2019年に新たに加わった、ヴィクトリア女王の幼少時代の部屋を再現した部屋。
ドイツ人の家庭教師(バロネス・レーゼン)によって作成された思い出のアルバムや、ヴィクトリアの人形の家などが含まれます。
サンクン・ガーデンとダイアナ妃像
宮殿前のサンクン・ガーデン(Sunken garden)には、故ダイアナ妃の生誕60周年(2021年7月1日)記念として公開された「ダイアナ妃の像」があります。
サンクンガーデンの見学は無料。
3. チケット予約とアクセス

宮殿内の見学入場チケットは、オンラインでの事前予約がおすすめです。
*チケットには、エキシビションの見学も含まれます。
【チケット予約】
チケットの概要をチェックする (GetYourGuide)
ケンジントン宮殿は、お得なエクスプローラーパスやロンドンパスでの入場も可能です。
【最寄り駅】
- 地下鉄 – Queensway(セントラル)から徒歩10分
- 地下鉄 – High Street Kensington(サークル、ディストリクト)から徒歩10分
- バス – 9, 49, 52, 70, 452, 94, 148, 274