ロンドンの高級百貨店ハロッズとは?【見どころ・お土産】
世界中の富豪から観光客まで、毎日多くの人が押し寄せるハロッズの人気の秘密は一体何なのか?
この記事では、ただの高級デパートではないハロッズの見どころやおすすめのお土産も紹介しています。
1. ハロッズとは?
英語表記:Harrods
創業:1834年
創業者:Charles Henry Harrod
ハロッズとは、ハイドパークの南、ナイツブリッジ・エリアにある老舗高級百貨店のこと。
ハロッズの建物は7階建てで、ロンドンの一等地 – ナイツブリッジの顔と言っても過言ではないほど存在感があり、世界の富豪だけでなく観光客にも人気の場所です。
店内には、高級ファッション・ブランド、家具、家電など3000ブランド以上の商品がある他、新鮮な食品が並ぶ魅惑のフードホール、約20店のレストランやカフェ、スパ、美容室などもあります。
ロンドン市内の店舗は、ナイツブリッジの他、ヒースロー空港やガトウィック空港内にもあり。
英国王室との関係
格式高く長年王室御用達であったハロッズと英国王室の間には苦い過去が…。
1997年、ロンドン市内で交通事故に遭い亡くなったダイアナ元妃が世界中を騒がさせましたが、同乗していた彼女の恋人のドディ・アルファイド氏も同時に亡くなりました。
この事故をきっかけに、ドディ氏の父であり、当時ハロッズのオーナーであったモハメッド・アルファイド氏がハロッズの王室御用達指定を破棄。
現在のハロッズのオーナーはカタール投資庁ですが、英国王室御用達のRoyal Warrantは未だ復活していない模様。
2. ただの百貨店ではないハロッズの見どころ
ここからは、世界の富豪から観光客まで、毎日多くの人が押し寄せるハロッズの人気の秘密、ただ買い物をするだけの百貨店ではない見どころを紹介します。
建物とインテリア
はじめてハロッズを訪れる誰もが驚くのが館内のインテリア(内装)。
陳列商品の中にも、美術館にあってもおかしくないのでは?と思ってしまう程の品もありますが、別世界に迷い込んだかのような高級感溢れる館内は、隅から隅まで散策したくなるほど、次々とアッと驚くものに出会えます。
特に、「エジプシャンホール」や様々な食品が揃いゴージャスな「マーケットホール」は必見です。
歩道沿いのショーウィンドウや1万個以上の電球に包まれる夜の外観も一見の価値ありです。
ハロッズのアフタヌーンティー
ハロッズはSushi Barをはじめ様々なグルメが楽しめる場所としても有名ですが、ハロッズを訪れる人々に人気のアジェンダでもあるのがアフタヌーンティー。
THE HARRODS TEA ROOMSには、クラッシクなアフタヌーンティーから子供用、ヴィーガン用もあり、クオリティの高いケーキやサンドイッチの数々、厳選された紅茶が楽しめます。
ドレスコードはスマートカジュアル。
アフタヌーンティーの予約は、ハロッズ公式サイトTHE HARRODS TEA ROOMSへ。
ハロッズのテディベアやオリジナルグッズ
ハロッズを語る上で忘れてはならないのが、ハロッズのプライベートブランドの代表格でもある「テディベア」。
人気の理由は、ただ単に「ハロッズ・ブランドでかわいい」ということもありますが、「くまのプーさん」の由来であることも、ハロッズのクマが巷で有名になった理由とも言えると思います。
くまのプーさんはハロッズのテディベアから発想
今や世界中で知られる人気のキャラクター「くまのプーさん」。
ストーリーに登場する男の子は、同作の著者である英国作家A.A. ミルンの息子であるクリストファー・ロビンがモデルなのだそうですが、くまのプーも然り。
「くまのプーさん」の発想のもととなったテディベアのエドワード(Farnell製)は、ミルン夫人がクリストファー・ロビンへの誕生日プレゼントとしてハロッズのおもちゃ売り場で購入したもの。
そして、原作名が「ウィニー・ザ・プー」となったのは、ミルンが息子とロンドン動物園を訪れた際に「ウィニペグ」と言う名の熊に出会ったことをきっかけに、息子がテディベアの名前をウィニーに改名したからなのだとか。
現在でもそのテディベア(Farnell製)のレプリカ(Merrythought製)であるエドワード (公式Harrods.com)が販売されています。
イヤーベアも人気
販売されているテディベアの種類は様々ですが、各年に限定販売される「イヤーベア」(Christmas Bear)はコレクターにも人気の商品。
足の裏にハロッズのロゴと年号が刺繍されているので、婚約記念や誕生記念にもするのも素敵ですね。
お土産にも人気の各種オリジナルグッズ
テディベア以外のハロッズ・オリジナルグッズも、お土産として人気の商品。
特に人気があるのは「トートバッグ」。
使い勝手がよく、リピーターも多く、筆者も日本一時帰国の際のお土産として度々購入してきましたが、とても喜ばれます。
ハロッズのロゴが入ったものから、ロンドンや犬の柄などデザインは様々で、好みのものがきっと見つかるはずです。
ハロッズのオリジナル商品は、店内のHarrods Shopの他、公式サイトのHarrods brandページでも見つかります。
3. アクセス
ハロッズのフロア面積は93,000㎡と広大。
また、店内は広いだけでなく、迷路のように複雑な造りになっている場所もある為、 Harrods公式サイトのフロアガイドを参考に散策するのがおすすめです。
最新の営業時間はこのHarrods公式ページで確認できます。
交通
- 地下鉄:ナイツブリッジ駅の Brompton rd 出口よりすぐ(ピカデリーライン)
- バス:9, 10, 14, 19, 22, 52, 74, 137, 414, 452, C1