チャーチル博物館 (Churchill War Rooms)
1 チャーチル博物館とは
2 見どころ
3 来館案内
チャーチル博物館とは
第二次世界大戦にまつわる資料を集めた博物館でビッグベンやウェストミンスター寺院の近くに位置しています。
この博物館の建物は、英国がドイツに対して宣戦布告をした日の一週間前、1939年8月27日から日本が降伏宣言をした1945年の8月までの間、英国の内閣作戦本部の極秘地下施設として役目を果たしていました。
当時の英首相であったウィンストン チャーチル (1874-1965) は、この地下施設で何百人ものスタッフと共に勝利へと繋がる戦略をたてたり同盟国との極秘のやり取りをしたり英国民向けのテレビ撮影などを行っていたそうです。
見どころ
館内では、チャーチル首相とその家族の寝室やオフィスをはじめスタッフ用の共同居住部屋なども見学することが出来ます。チャーチルミュージアムにおいては、チャーチルの一生を辿りながらチャーチル縁の品々や当時の歴史的資料などが見学できます。
施設を訪問する前に、映画「イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密(2015)」や「ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男 (2017)」を見ておくと訪問がより充実するかもしれません。
館内の見どころ一覧(館内地図参照)
- 執務室(War Cabinet Room)- 1940年の5月にチャーチルが宣戦布告を行った場所。終戦までの間、この部屋で合計115回の会議が行われた。
- 電話室 (Transatlantic Telephone Room) – チャーチル専用のトイレと装って作られた小部屋で、チャーチルが同盟国との極秘電話をする際に使用していた。
- サイレンスーツ (Siren Suits) – チャーチル愛用のつなぎ服
- エニグマ暗号機 (Enigma encoding machine) – トップシークレットの暗号を送る機械
- ポツダムマップ (Potsdam Map) – 1945年に行われたポツダム会議において、チャーチルが使っていた地図。どうドイツが分断されるのか示している。
- チャーチルの人生と戦争のタイムラインとゆかりの品々 – 写真、映像、文書など
- マップルーム (Map room) – 海、陸、空の英軍によって常に使用されていた。
- チャーチルのオフィス兼寝室 ( Churchill’s Bedroom ) – 就寝はこの部屋よりも10ダウニングストリートを好んだそうです。
来館案内
入場チケット
オーディオガイド込みですが日本語には対応していません。
以下は2019年9月時点の料金です。
- 大人(16歳以上)£22
- 子供(5~15歳)£11
- ファミリー(大人1人子供3人まで)£40
- ファミリー(大人2人子供6人まで)£56
開館時間
- 毎日 9:30am – 6:00pm(最終入場は5:00pm)
- 12/24, 25, 26は閉館
交通
地下鉄
- セントジェームズパーク駅(セントラル、ディストリクトライン)
- ウェストミンスター駅(サークル、ディストリクト、ジュビリーライン)
Churchill War Rooms 公式ウェブサイト(英語)