東ロンドンのブリックレーン攻略ガイド【アート、マーケット、古着】
ストリートアート、マーケット、古着、グルメと見どころが盛りだくさんのブリックレーン。
この記事では、人気のおでかけスポットであるブリックレーンを散策する際に知っておきたい見どころをまとめて紹介しています。
1. ブリックレーンとは?
ブリックレーンはロンドンの東部に位置する、多様で魅力的な通りです。
イーストエンドとして知られるこの地域は、古くからさまざまな文化と移民の交流の地として栄えてきました。
20世紀からは特にバングラデシュ人コミュニティが住むエリアとして知られ、通りには数多くのカレーレストランが軒を連ね、美味しいバングラデシュ料理を楽しむことができます。
また、ブリックレーン界隈はナイトクラブやアートギャラリーの数が多いことでも知られ、ブリックレーンのグラフィティはイギリスのストリートアート文化を代表する場所となっています。
過去にはこの地域の産業の中心だった旧トルーマン・ブルワリー(ビールの醸造所)も存在し、現在はオフィスやエンターテイメント施設、マーケットが入る複合施設になっています。
現在のブリックレーンは、歴史的な背景と現代的な魅力を融合させた多様な魅力が詰まった観光スポットとして人気です。
2. 5つのマーケットを紹介
この項目では、ブリックレーンに並ぶ露店を見る傍ら覗いてみたい「5つのマーケット」について紹介します。
マーケットの開催日は、主に「土日」です。
各マーケットを訪れる際は、次のブリックレーンの見どころをまとめたマップもご活用ください。
マーケット巡りが好きであれば、ブリックレーンから徒歩5分ほどの距離にあるスピタルフィールズマーケットも同時に訪れてみましょう。
バックヤードマーケット
若手デザイナーやアーティストによるアートやクラフト、アクセサリー、衣類などのストールが並びます。
【Backyard Market開催日時】
- 土:11:00am~6:00pm
- 日:10:00am – 5:00pm
ヴィンテージマーケット
イギリス、ヨーロッパのヴィンテージのスペシャリストが出店するマーケット。
1920年代から90年代までのレディース、メンズ服の他、レコード、アクセサリーなどが見つかります。
【Vintage Market開催日時】
- 木~土:11:00am – 6:00pm
- 日:10:00am – 6:00pm
ボイラーハウス
「Truman」の煙突(旧醸造所のもの)がそびえる建物で開催されているフードマーケット。
ポーランド、イタリア、地中海、マレーシア、モロッコ、そして日本、中華と世界中の屋台が並びます。
【Boiler House開催日時】
- 土:11:00am~6:00pm
- 日:10:00am – 5:00pm
ティールームズ
Aladdin’s Cave(アラジンの洞窟)と称される「The Tea Rooms」は、 バックヤードマーケットのすぐ側にある建物内で開催されています。
低い天井の倉庫を利用した室内には、ヴィンテージの服やアクセサリー、アンティークの陶磁器や家具などが並んでおり、まさにアラジンの魔法のランプ並みのお宝が見つかりそうな雰囲気です。
【The Tea Rooms開催日時】
- 土:11:00am~6:00pm
- 日:10:00am – 5:00pm
アップマーケット
多国籍なストリートフードやデザートなどの食品や生活雑貨、アート、アクセサリーなど、200店舗以上が出店するマーケット。
【Upmarket開催日時】
- 土:11:00am~5:30pm
- 日:10:00am – 5:00pm
3. ストリートアートを巡る
世界的に有名なストリートアーティストといえば、英国ブリストル出身のバンクシーですが、ブリックレーンはかつてBanksyが活動していた場所でもあり、今でも多くの有名ストリートアーティストによる作品を見ることができます。
【Brick Lane界隈で見れる有名アーティスト例】
- Banksy
- Stik
- ROA
- D*Face
- Ben Eine
- Omar Hassan
- Invader
- Shepherd Fairy
有名な作品がある場所は、下の見どころ一覧マップで確認できますが、グラフィティの劣化から塗り替えられることもあるのでご留意ください。
最新の有名グラフィティを堪能したいのであれば、東ロンドンのストリートアートを巡るウォーキングツアー(GetYourGuide)に参加するのがおすすめです。
4. 名物ベーグルやカレーに舌つづみ
ブリックレーンには、カフェやマーケットの屋台などのグルメスポットがたくさんありますが、ブリックレーンの元祖グルメと言えば「ベーグル」と「カレー」です。
名物ソルトビーフベーグル
連日絶え間なく人が訪れるブリックレーンの名物が、もっちりベーグルに、たっぷりの自家製塩漬け牛肉とピクルス、マスタードが挟まった「ソルトビーフ・ベーグル」です。
ブリックレーンにベーグル店は2店あり、行列のできる人気店は「Beigel Bake」ですが、「Beigel Shop」が好みという人もいるので食べ比べてみるのも良いかもしれません(両店はすぐそばにあります)。
ちなみに、ソルトビーフ以外にもメニューはあるのでいろいろと試してみるのもおすすめです。(サンドではなくベーグルのみの購入もできます)
バングラデッシュの本格カレーやタンドリーチキン
この記事の冒頭で述べたように、ブリックレーンはバングラデシュ人コミュニティが住むエリアとして知られ、数多くのカレーレストランが軒を連ねています。
多様な文化が融合するブリックレーンでは、本格的なタンドリーチキンやカレーを味わってみるのもおすすめです。
5. ヴィンテージ服の人気店
ブリックレーンには、ヴィンテージファッションを取り扱う人気の専門路面店があることでも有名です。
ここでは、ロンドンでも屈指のヴィンテージファッション専門店2店紹介ます。
(Beyond Retroのブリックレーン店は閉店しました)
ロキット (Rokit)
カムデンタウンとコヴェントガーデンにも店舗があるRokitは、レトロなファッションアイテムを扱うヴィンテージファッションの専門店です。
高級ブランドのヴィンテージ品も数多く取り扱っており状態の良さにも定評があります。
メンズ、レディースだけでなく、ヴィンテージの子供服まであり品揃えも抜群。自社ブランドの商品もあります。
【営業時間】毎日:11:00am – 7:00pm
【住所】101 Brick Lane, E1 6SE
アティカ – Atika
ブリックレーンのわき道の一つ「Hanbury Street」に店を構える Atika は、ヴィンテージ服を扱う店らしからぬ、モダンで広々とした店内が特徴的。
品揃えがよく、きっちりと整理された店内は見やすく、ヴィンテージ服をリメイクした Atika オリジナルの商品も並びます。
【営業時間】
- 月~土:11:00am – 7:00pm
- 日祝:12:00pm – 6:00pm
【住所】55-59 Hanbury Street, E1 5JP
6. ブリックレーンへのアクセス
ブリックレーンの最寄り駅はいくつかありますが、見どころを無駄なく見るのであれば、リバプールストリート駅(地下鉄)かショーディッチ・ハイストリート駅(オーバーグラウンド)の利用がおすすめです。
ブリックレーンから徒歩圏内に「スピタルフィールズ・マーケット」もあるので同時に訪れてみましょう。
おすすめのルートマップもご参考にどうぞ↓
最後に
いかがでしたでしょうか?
この記事が参考になり、移民が多く住むロンドンの魅力がたくさん詰まったブリックレーンで素敵な一日が過ごせますように。