【2023年】イギリス渡航:コロナ不安解消!スムーズな入国ガイド
この記事では、「イギリスへ渡航予定だけどコロナウイルスが不安」という方へ向け、日本出国前の準備からイギリス入国の現状、現地で受けられる自己検査などについて紹介しています。
1. 渡航前の準備について
2022年3月18日よりイギリス入国の水際対策は全撤廃となり、2023年4月29日より日本入国の水際対策も撤廃となったことで、イギリスへの渡航はコロナ前と同様の自由さを取り戻しました。
現在、イギリス入国時には接種履歴等のコロナ関連のチェックは一切ありませんが、念のため「コロナワクチン接種証明書」を取得しておくと良いかもしれません。
コロナワクチン接種証明書の取得について
2023年5月にWHOは新型コロナウイルス感染症に関する「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」(PHEIC)の宣言を終了すると発表しましたが、新型ウイルスは依然として大きな脅威だと警告しています。
日本でコロナのワクチン接種を受けている方は、念のため「海外渡航用の接種証明書(英語)」を取得しておくと滞在時に役立つことがあるかもしれません。
また、渡英後に環境の違いから体調を崩す人は多いため、持病や家族の病歴(家族歴)なども英語で伝えられるようメモを作っておくと安心です。
以下、日本のワクチン接種証明書の取得について解説されたリンクをおいておきます。
- 新型コロナウイルス感染症 予防接種証明書(接種証明書)について(厚生労働省)
- 新型コロナワクチン接種証明書アプリ(デジタル庁)
イギリスに長期滞在予定であれば、日本での準備リストの記事も参考にどうぞ。
2. イギリス入国の流れ
2022年3月18日以降、イギリス入国のためのコロナ関連措置は全て撤廃されたため、入国時のPCR検査やワクチン接種証明書の提示は不要です。
空港内でのマスク着用義務もありません。
*以前は入国時に「入国カード(Landing card)の記入&提出」が必要でしたが、2019年に廃止されています。
【飛行機到着後の流れ】
- 入国審査 (Passport Controlへ)
- 荷物の受け取り(Baggage reclaim)
- 税関 (Custom)
申告するものが無い方はNothing to declareの通路へ - 到着ロビーへ
日本のパスポートは自動化ゲートの利用可能
↑英国の入国管理局公式のeGateの使い方解説動画
(2023年7月時点の情報)
日本人(日本のパスポート保持)は、入国審査場にて自動化ゲートの利用ができます。
【eGates利用の注意事項】
- 10歳以上が利用対象(2023年7月23日までは12歳以上)
- 10~17歳が利用の際は大人同伴であること
- パスポートのカバーを外し写真ページを開いておく
- 帽子、スカーフ、サングラス、ヘッドフォンなどは取り外しておく
- 2020年3月以降に発行された新デザイン(葛飾北斎の浮世絵)のパスポートは、eGatesを通過できない事例が多々あるため要注意
次に該当する場合はeGates利用の対象外です。
審査官のいる列に並び、パスポートにスタンプを押して貰う必要があります。
- 10歳未満の子供
- Temporary Work – Creative Worker Certificate of Sponsorshipとして入国する短期労働者(3ヶ月以内)
- UKをベースとする会社や個人の招待(有給一時就労)Permitted Paid Engagementsでの滞在予定者
eGatesを利用する際はパスポートにスタンプは押されませんが、スタンプが無くても特に問題となることはなさそうです。
(最近は審査官を通してもスタンプが押されないこともある)
【情報ソース】GOV.UK – Guide to faster travel through the UK border
空港からの移動について
無事入国できたら、いよいよイギリス滞在の始まりです。
交通機関を含め、公共の場所でのマスク着用義務はありません。
- 空港からロンドン市内へ向かう方はヒースロー空港とロンドン市内間の移動についての記事をご参考にどうぞ
- ロンドン以外の場所へ移動する場合は、ナショナルレイルの記事や長距離バスの記事を参考にどうぞ
次の項目からは、イギリスで生活をはじめる際に知っておきたいコロナ関連情報をご紹介。
3. 滞在中のコロナ関連情報
現在のイギリスは、町中もコロナ前とほぼ同じ状態に戻っています。
以下、滞在中に役立つかもしれないコロナ関連の情報を紹介します。
- マスクの着用について
- 自主検査キットは薬局で買える
- NHS Appアプリ(長期滞在者対象)
マスクの着用について
以前あったマスク着用義務は撤廃され、その後もしばらくはマスク着用を推奨する店はありましたが、2023年時点ではそれもほとんどなくなりました。
町中や交通機関でもマスクを着用する人はほとんど見かけなくなりましたが、コロナをきっかけに、マスク着用に対する理解は深まった印象はあります(コロナ以前は、奇異の目で見られました…)。
自己検査キットは薬局で購入
滞在中や帰国前にコロナの検査を受けたい時は、町中にあるBootsなどの薬局で抗原検査キット(Lateral Flow Test)を購入しましょう。
1回分のキットの値段は£2程度で、約20分で結果がわかるセルフ検査キットとなります。
YouTubeの使用方法解説動画(製造ブランド別)を置いておきます。
- ACON Flowflex (使用解説公式YouTube動画)
- Orient Gene (使用解説公式YouTube動画)
- SureScreen (使用解説公式YouTube動画)
NHS Appアプリと接種証明書(長期滞在者向け)
「NHS App」とはイギリス国民医療サービスNHSのアプリのことで、利用するにはGP登録が必要です。
今後、イギリスでコロナワクチン接種を受けることがあれば、アプリ内でNHSの接種証明書の取得ができます。
NHS Appで出来ることは…
- 電子版NHS接種証明書の取得
- GP予約や変更キャンセル
- 病院予約のチェック
- 検査結果閲覧
- 処方箋の注文&履歴閲覧 など
4. 最後に
いかがでしたでしょうか?
この記事が役立ち、少しでも渡航の不安が払拭できたのなら幸いです。
↓渡航準備や渡航後の手続きの記事も参考にどうぞ。
ツイッター @TanksLondon では、ロンドンの観光やイベント、イギリス生活についての、サイトでは伝えきれない様々な情報を毎日発信しているので、こちらもぜひご参考にどうぞ。
素敵なイギリス滞在となりますように!