2025年「春」ロンドンのイベント情報を一挙に紹介【音楽・舞台・アート・体験】

冬の寒さが和らぎ、街に彩りが戻る春のロンドン。庭園には春の花々が咲き誇り、テムズ川沿いの散策も心地よい季節です。
本記事では、2025年3月から5月にかけて開催される注目のイベントを一挙にご紹介します。春ならではの華やかな雰囲気とともに、ロンドンの文化やエンターテインメントを存分に楽しんでみませんか?
1. ミュージカル・舞台・コンサート一覧

The Curious Case of Benjamin Buttonミュージカル(~2025年4月26日まで):80歳の老人の体で誕生し、成長するにつれ若返っていった男「ベンジャミン・バトン」。彼の生涯を描いたアカデミー賞受賞映画「ベンジャミン・バトンの数奇な人生」のミュージカル版がウェストエンドに登場。
チケット予約(Theatre Tickets Direct) / 会場:The Ambassadors Theatre, WC2H 9ND
COME ALIVE!: THE GREATEST SHOWMAN(~2025年3月30日まで): 映画「グレイテスト・ショーマン」のストーリーを基にした、サーカスとミュージカルが融合した壮大なショー。シルク・ドゥ・ソレイユやウェストエンドの一流パフォーマーが出演し、サウンドトラックの「This Is Me」、「Rewrite the Stars」、「A Million Dreams」、「Tightrope」、「The Greatest Show」などの曲も楽しめる。推奨年齢:6歳以上(5歳未満は入場不可)
チケット予約(Theatre Tickets Direct) / 会場:Empress Place SW6 1TT
KYOTO by RSC and Good Chance(2025年1月9日~5月3日): 舞台は1997年12月11日、国連気候変動枠組条約第3回締約国会議(COP3)が開催された国立京都国際会館。ストラトフォード=アポン=エイヴォンでの大好評の公演を経てロンドンにやってくる。16週間の限定公演。
チケット予約(Theatre Tickets Direct) / 会場:@sohoplace, W1D 3BG
The Devil Wears Prada: A New Musical(~2025年5月31日まで?):ベストセラー小説が原作、そして大ヒット映画にもなった『プラダを着た悪魔』が、ミュージカルとしてウェスト・エンドに登場。作曲は「エルトン・ジョン」、演出・振り付けは3度のトニー賞受賞者「ジェリー・ミッチェル」が担当。注目の新ミュージカル。
チケット予約(Theatre Tickets Direct)/ 会場:ドミニオン・シアター
Mean Girls(~2025年6月6日まで):ロザリンド・ワイズマンによる書籍『Queen Bees and Wannabes』(2002年)からインスピレーションを受け、ティナ・フェイが脚本執筆したヒット映画『ミーン・ガールズ』(リンジー・ローハン主演)を現代風にアレンジしたミュージカル。
チケット予約 (Theatre Tickets Direct) / 劇場:サヴォイ・シアター
Onegin by Royal Ballet(2025年2月22日~6月12日):「オネーギン」は、プーシキンの小説が原作の1820年代のロシアを舞台としたドラマティックな物語。振付家ジョン・クランコによる、民俗舞踊、モダン、舞踏会の踊り、アクロバティックな要素などの多彩なダンス形式を取り入れた演目。チャイコフスキーのピアノ曲を用いた壮大な音楽に乗せ、報われぬ愛、衝動的な選択、そして苦い後悔を描く。
チケット予約(Theatre Tickets Direct) / 会場:ロイヤル・オペラ・ハウス
Clueless(2025年2月15日~6月14日):同タイトルの映画を原作とした新しいミュージカルコメディ。ジェーン・オースティンの『エマ』を現代風にアレンジしたストーリーは、同映画の脚本・監督を手掛けたエイミー・ヘッカリングによる脚本。音楽はTKタンストール、グレン・スレーターが担当。
チケット予約(Theatre Tickets Direct) / 会場:トラファルガー・シアター、SW1A 2DY
Cry-Baby, The Musical(2025年3月3日~4月12日):ジョン・ウォーターズのカルトクラシック映画を基にした活気に満ちた反抗的なティーンコメディミュージカル。1954年のボルチモアを舞台に、不良少年クライ・ベイビーと堅物のお嬢様アリソンの禁断の愛とティーンエイジャーの反乱を描いたミュージカル。歌とダンス満載。
チケット予約(Theatre Tickets Direct) / 会場:Arcola Theatre, E8 3DL
Mitsuko Uchida: Beethoven & Schubert(2025年3月7日 19:00):グラミー賞や英国グラモフォン賞を複数回受賞するピアニスト内田光子さんのピアノ・リサイタル。
チケット予約(Southbank Centre) / 会場:ロイヤル・フェスティバル・ホール
My Neighbour Totoro(2025年3月8日 ウェストエンドで開幕):バービカンで2回の熱狂的な満員公演を記録し、オリヴィエ賞6部門を受賞した舞台『となりのトトロ』が、いよいよウェストエンドに上陸!ジブリの世界を繊細な美しさで描き出したこの感動的な舞台は、見逃すわけにはいきません!
チケット予約(Theatre Tickets Direct) / 会場:Gillian Lynne Theatre, WC2B 5PW
Candlelight: Best of Joe Hisaishi(2025年3月11日 19:00 / 4月26日 21:00):優しいキャンドルの灯りの中で、ジブリアニメの名曲の数々を堪能できる生演奏イベント。英国王立音楽大学出身のヴァイオリニストのナターシャ・ハンフリーズとケイティ・マズール、トビー・ウォー、そしてチェリストのイザ・ステファンスカによって2018年に結成されたMorassi Quartetによる演奏。プログラムはFever公式ページでチェック!
会場:Glaziers Hall, SE1 9DD
Drum TAO – The Dream(2025年3月11日~3月15日):大分を拠点に世界で活躍する「DRUM TAO」がロンドン上陸!和太鼓、そして、美しい旋律の篠笛・三味線・箏などを驚異のパフォーマンスで表現する。
チケット予約 (Ticketmaster UK) / 会場:Peacock Theatre
Film Music Gala 2025(2025年3月15日 15:00, 19:30):ロイヤル・フィルハーモニック管弦楽団がフィルム・ミュージック・ガラに再登場。『ラ・ラ・ランド』、『サウンド・オブ・ミュージック』、『シンドラーのリスト』、『ティファニーで朝食を』、『ロード・オブ・ザ・リング』、『E.T.』、『スター・ウォーズ』、『ジョーズ』、『愛と哀しみの果て』、『タイタニック』、『炎のランナー』、『アラジン』、『ウエスト・サイド物語』、『ライオン・キング』など、数々の人気映画やミュージカルの楽曲が楽しめる。
チケット予約 (RAH) / 会場:ロイヤル・アルバート・ホール
London Soundtrack Festival 2025(2025年3月19日~3月26日):2025年初開催となる映画・テレビ・ゲーム音楽を祝う年次イベント。著名な作曲家やオーケストラが参加し、市内各地の会場でコンサート、上映会、マスタークラス、Q&Aなどが開催される。
プラグラム(LondonSoundtrackFestival.com) / 会場:市内各地
Teenage Cancer Trust at the Royal Albert Hall(2025年3月24日~3月30日):2000年から続く、がんを患う若者向けに専門的なケアとサポートを提供する慈善団体Teenage Cancer Trustのチャリティ・コンサート。毎年音楽とコメディ界の大物たちが出演する。ラインナップ(Ticketmaster) / 会場:ロイヤル・アルバート・ホール
Queen by Candlelight: West End Gala(2025年4月8日 19:30):ニューヨーク・カーネギーホールでの公演を経て、イギリスやオーストラリア各地でソールドアウトのショーを成功させた「クイーン・バイ・キャンドルライト」が、ロンドン・パラディウムにて特別な一夜限りのガラ公演を開催!圧巻のウェストエンド・シンガーたちと豪華なスペシャルゲスト、そして迫力の14人編成ロックバンドが、クイーンの名曲を新たな感動とともにとどける。
チケット予約(LW Theatre)/ 会場:London Palladium, W1F 7TF
Nobuyuki Tsujii: Beethoven, Chopin & Liszt(2025年4月13日 19:00):世界的なピアニストとして活躍され、イギリスの夏の音楽の祭典BBCプロムスにも出演されたことがある辻井伸行さんのピアノ・リサイタル。
チケット予約(Southbank Centre) / 会場:ロイヤル・フェスティバル・ホール
The Lion Inside(2025年4月16日~20日):レイチェル・ブライト&ジム・フィールドによるベストセラー絵本をもとにした、楽しい新しい舞台作品。パペットや音楽、歌を取り入れた本作は、『ジャングル・ブック』の演出で知られるサラ・パンションが手がけ、音楽と歌詞はエイモン・オドワイヤーが担当。対象年齢:3歳以上
チケット予約(Southbank Centre) / 会場:クイーン・エリザベスホール
FUNharmonics: The Snail and the Whale(2025年3月23日 12:00):小さな巻貝と大きなクジラの物語『The Snail and the Whale』の人気絵本をもとにした特別なコンサート。ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団による特別な生演奏とスクリーン映像が楽しめる。海の生き物たちをテーマにした歌をみんなで歌うコーナーもある。推奨年齢:5歳以上
チケット予約(Southbank Centre)/ 会場:ロイヤル・フェスティバル・ホール
Stiletto: Musical(2025年3月24日~2025年6月14日):18世紀のヴェネツィアを舞台にしたミュージカル『Stiletto』は、当時のオペラの世界を掘り下げ、幼い頃にソプラノの声を保つために去勢されたマルコが名声を夢見る物語。音楽と歌詞は『ムーラン』を手掛けたマシュー・ワイルダー、脚本は『Easy Virtue』のティム・ラスコム、演出は『グリース』のデビッド・ギルモアが担当。
チケット予約(Theare Tickets Direct) / 会場:チャリング・クロス劇場
The Great Gatsby: A New Musical(2025年4月11日~2025年9月7日):ジャズやポップスの影響を受けたオリジナル楽曲をフィーチャーした『グレート・ギャツビー』は、F・スコット・フィッツジェラルドの名作小説を基にした全く新しいミュージカル。舞台は1920年代、ニューヨーク・ロングアイランド。
チケット予約(Theare Tickets Direct) / 会場:ロンドン・コロシアム劇場
Candlelight: A Tribute to the Beatles(2025年4月24日 19:00):キャンドルライトに灯されたサザック大聖堂で奏でられるビートルズの名曲たち。ギルドホール音楽演劇学校で結成された弦楽四重奏団(City String Ensemble)による演奏。
プログラム&チケット予約(Fever) / 会場:サザック大聖堂
Carnival: Family Edit(2025年5月3日 15:00):オーロラ・オーケストラとフランティック・アッセンブリーが贈る、新感覚のオーケストラ・シアター。『The Carnival of Animals』 を基に、音楽とフィジカル・シアターを融合させたユニークなステージが展開される。華麗な演奏とダイナミックな動き、照明、デザインが織りなす幻想的な世界が楽しめる。推奨年齢:7~11歳
チケット予約(Southbank Centre)/ 会場:ロイヤル・フェスティバル・ホール
Just For One Day: The Live Aid Musical(2025年5月15日~2026年1月10日):オールドヴィック劇場での初演(2024年)が劇場史上最速でソールドアウトとなった『Just For One Day』は、1985年のLive Aidに至るまでの出来事を現代の視点から描く、ジョン・オファレル脚本のジュークボックス・ミュージカル。ボブ・ゲルドフとミッジ・ユーレがエチオピアの飢饉救済のために開催したチャリティコンサート「Live Aid」。その舞台裏や人間ドラマを、ボブ・ディラン、デヴィッド・ボウイ、クイーンなどのヒット曲に乗せて、感動的に再現する。史実をベースにしつつもフィクションの要素を加え、Live Aidを新たな角度から楽しめる。
チケット予約 (Theatre Tickets Direct) / 会場:シャフツベリー・シアター
Top Gun: Maverick in Concert(2025年5月26日 14:30, 19:30):アカデミー賞受賞作の映画「トップガン:マーヴェリック」を4Kの大画面で鑑賞しながら、ベン・パーマー指揮によるロイヤル・フィルハーモニック・コンサート・オーケストラのライブ演奏を堪能。ロイヤル・アルバート・ホールのプログラムの中でも人気の「Films in Concert」シリーズの一環。
チケット予約 (RAH) / 会場:ロイヤル・アルバート・ホール
Fiddler on the Roof(2025年5月24日~2025年7月19日):昨年夏にリージェンツパークにある野外劇場での公演が完全ソールドアウトとなり話題となったミュージカル『Fiddler on the Roof(邦題:屋根の上のバイオリン弾き)』が、バービカン劇場で8週間限定の特別公演を行う。物語の舞台は1905年、小さな村アナテフカ。酪農業を営むテヴィエと5人の娘たちが伝統と変化の狭間で揺れ動く姿を描いた名作。美しい楽曲と力強いダンスが特徴で、家族の愛や絆をテーマにしている。
チケット予約(Theatre Tickets Direct) / 会場:バービカン・シアター
The Flying Dutchman, Richard Wagner(2025年5月27, 29, 31日 / 6月5, 7, 12, 14日):ワーグナーのオペラ「The Flying Dutchman」(邦題:さまよえるオランダ人)は、幽霊船伝説をもとにした劇的な作品。神を冒涜した罪で呪われたオランダ人船長が、純粋な乙女ゼンタの愛と自己犠牲によって救済される物語。ドイツ語上演(英語字幕付き)
チケット予約(Opera Holldand Park) / 会場:Opera Holland Park Theatre, W8 6LU
The Vanishing Elephant(2025年5月29日~6月1日):演劇と人形劇を通じて描かれる、象と少年の友情、居場所、大陸をまたぐ壮大な冒険物語。魔法や錯覚、演劇、オリジナルの音楽を組み合わせた独特なスタイルで話題のベルファストを拠点とする劇団「Cahoots」の9人が演じる。注意:動物(人形)に対する虐待的な表現が含まれます。推奨年齢:8歳以上
チケット予約(Southbank Centre) / 会場:クイーン・エリザベスホール
2. 季節のイベント一覧

National Lottery Open Week 2025(2025年3月15日~23日):英国の宝くじ購入者への感謝企画ナショナルロッタリー・オープンウィークが今年も開催。英国各地の対象ミュージアムやナショナルトラストの施設などで宝くじ券を見せると、無料入場や割引などの特典が受けられる。
詳細&参加施設の検索(National Lottery OpenWeekサイトへ)
Pancake Day 2025(2025年3月4日):毎年恒例のパンケーキ・デーがやってくる!Shrove Tuesdayとも呼ばれるこの日は、キリスト教徒がイースター前の断食期間であるレントに入る前に、残った食材を使ってパンケーキを作って食べることに由来し、パンケーキを食べるだけでなく、国内各地でパンケーキレースが開催される日でもあります。ロンドン市内では毎年、バラ・マーケット、レドンホール・マーケット、ギルドホールなどでレースが開催される。
Sounds of Blossom at Kew Gardens(2025年3月15日~4月6日):春の訪れを祝う「Sounds of Blossom」は、キューガーデンの景観に合わせて王立音楽大学の学生が作曲したオリジナル楽曲を、春を感じさせる桜並木などの園内各所で楽しめるイベント。週末にはライブ演奏も予定されている。本イベントはキューガーデンの入場チケットに含まれます。
チケット予約(GetYourGuide)/ 関連記事:キューガーデン観光ガイド
St Patrick’s Day 2025(2025年3月16日):アイルランドの聖人セント・パトリックの日を祝うイベント。5万人以上が参加するパレードや、短編映画、音楽、ワークショップなどが楽しめる。
【パレードのルート】ハイドパークコーナー → ピカデリーサーカス → リージェント・ストリート(St. James’s) → パル・マル →トラファルガー広場 → ホワイトホール
無料のイベント / 会場:トラファルガー広場
The Lindt GOLD BUNNY Hunt at Hampton Court Palace(2025年3月29日~4月21日):ヘンリー8世の邸宅の美しい庭園を探索しながら、リンツの金のうさぎ像を探す、毎年イースターの時期に人気の恒例イベント。すべてのうさぎ像を見つけて、リンツのチョコレート(10g)をゲット!このアクティビティは宮殿の入場チケットに含まれます。推奨年齢:3~12歳。
チケット予約(GetYourGuide) / 関連記事:ハンプトンコート宮殿とは?
Azaleas at the Isabella Plantation (4月下旬~5月上旬):1830年代に作られたビクトリア朝時代のプランテーション内にある、美しい40エーカーの森林庭園「イザベラ・プランテーション」で最も有名なツツジやアザレアが見頃を迎える。池や小川沿いに咲き誇るアザレが特に素晴らしい。
入場無料 / ロケーション: What3Words
London Games Festival 2025(2025年4月11日, 12日):消費者と業界スペシャリストの両方を対象とした年次ビデオゲームフェスティバル。開催10周年を記念し、今年は2日間にわたりトラファルガー広場を占拠!無料のゲームデモ、インタラクティブな展示、家族向けのアクティビティが楽しめる。
詳細(London Games Festivalサイト) / 会場:トラファルガー広場
Hampton Court Palace Tulip Festival(2025年4月11日~5月5日):2024年の権威ある世界チューリップサミットで、英国最大かつ最高のチューリップ遺産庭園として認められたハンプトン宮殿のチューリップ祭りが今年も開催!10万個以上のチューリップが咲き誇る美しい庭園の数々を散策して、春の訪れを感じてみては?このイベントは宮殿の入場料に含まれます。
チケット予約(GetYourGuide) / 関連記事:ハンプトンコート宮殿とは?
Sparkling Edwardian Easter at Kings Gallery(2025年4月14日, 17日 10:30~15:00):4月11日から始まる『The Edwardians: Age of Elegance』のきらめく展示品の数々からインスピレーションを得たイースターエッグが作れるファミリー向けのアクティビティ。キングズギャラリーの入場チケットに含まれます。
チケット予約(Royal Collection Trust) / 会場:キングズギャラリー
Vaisakhi on the Square 2025(2025年4月19日 12:00~18:00):春の収穫やヒンドゥー暦の新年を祝うシーク教のお祭り「バイサキ」を祝う恒例イベント。ガトカのパフォーマンス、ダンス、音楽、ファミリー向けのアクティビティなどが楽しめる。
無料のイベント / 会場:トラファルガー広場
St George’s Day 2025 (2025年4月20日 12:00~18:00):イングランドの聖人「聖ジョージ」の記念日を祝う毎年恒例のイベント。白地に赤い十字のイングランド国旗(セント・ジョージ・クロス)が広場にはためき、モリスダンスや音楽などのイングランド文化を堪能できる。
無料のイベント / 会場:トラファルガー広場
Chelsea in Bloom 2025 (2025年5月19日~25日):今年もRHSチェルシーフラワーショーの開催期間中、チェルシーの街が華やかな花のディスプレイに包まれる。20周年を迎える今年のテーマは「Flowers in Fashion」。街のショップやレストラン、バー、ホテルがそれぞれ独自の解釈でテーマを表現する。
見学無料 / 散策マップ(公式Chelsea in Bloomサイト)
Belgravia in Bloom 2025 (2025年5月末):Chelsea in Bloomと同じく、お隣の高級住宅街ベルグレイヴィアでも同時期に花のディスプレイが楽しめる。
無料のイベント / 公式Belgravia in Bloomサイトへ
RHS Chelsea Flower Show 2025(2025年5月20日~24日):世界的に有名な庭園デザイナー、植物の専門家、フローリスト、そしてナーサリー(園芸場)が、最先端の庭園デザインや独創的な花の展示を披露する、世界で最も権威のある英国最古の花の祭典。有名なデザイナーが設計した素晴らしい庭園を散策したり、珍しい花や植物について学ぶことができる。
チケット予約(RHS) / 会場:Royal Hospital
3. 体験・遊び・アクティビティ

Magical Mischief: Harry Potter WBスタジオ・ツアー(~2025年4月28日まで):映画ハリー・ポッターの制作の裏側が覗けるスタジオツアー。1月末からは「マジカル・ミスチフ(魔法のイタズラ)」がスタート! ウィーズリーの双子によるイタズラ、商品などに焦点を当てた展示や、ハウラー、ピクシー関連のアクティビティも楽しめる。
チケット予約 (GetYourGuide) / 関連記事:WBスタジオツアーとは?
Visions of Nature(~2025年6月30日まで?):マイクロソフトの複合現実ヘッドセット(HoloLens 2)を装着して、2125年の世界を体感し、今日の行動が自然界に与えた影響を実感できる没入型体験。体験時間は約20分。ヘッドセットのサイズの都合上、8歳以上が対象となる。
チケット予約 (NHM) / 関連記事:ロンドンの没入型デジタルアート展まとめ
The Robot Zoo at Horniman Museum & Gardens(~2025年11月2日まで):南東ロンドンの人気ミュージアムであるホーニマン博物館に「ロボット動物園」が登場!機械部品や装置を使って動物の動きを再現したユニークでインタラクティブな展示を通じて、動物がどのように見たり、食べたり、狩りをしたりするのかを学びながら遊べるファミリー向けの空間。3歳未満は無料。
チケット予約(Horniman Museum公式サイト) / 会場:Temporary Exhibition Gallery (LG),
Titanic: Echoes from the Past(2025年2月13日~4月30日まで?):まるでその場にいるような臨場感で、タイタニック号の物語を深く感じることができる完全没入型のフリーローミングVR体験。2年間の徹底調査に基づき、船、乗客、出来事を忠実に再現。映画制作者の視点から、船の壮大さや悲劇的な運命を目の当たりにできる。
チケット予約(Fever) / 会場: 213-219 Camden High Street, NW1 8QR
Silent Disco under Helios(2025年3月22日 19:30~23:00):3月25日まで展示されているルーク・ジェラムの最新作『Helios』の下で楽しむサイレント・ディスコ。バーでは宇宙をテーマにしたカクテルも購入できる。年齢制限:18歳以上。
チケット予約(ORNC) / 会場:ペインテッドホール
Tutankhamun: The Immersive Exhibition(2025年3月28日~6月29日):「ツタンカーメン:没入型展」は、最先端技術と歴史が融合した展覧会。古代エジプトの世界を、高さ8メートルの360度プロジェクション、ホログラム、VR/AR体験を通じて堪能できる。対象年齢:5歳以上
チケット予約(Fever) / 会場:Excel London E16 1XL
Minecraft Experience: Villager Rescue(2025年4月4日オープン):大人気ゲーム『マインクラフト』のインタラクティブな冒険体験ができる没入型アトラクション。お馴染みのバイオームや異なる次元を探索をしながら建築やミッションに挑戦!ブロック形状の「Orb」を使って敵モブを倒したり資源を集め、仲間と協力して村を救おう!
チケット予約(Fever) / 会場:Corner Corner, Dock Side, Redriff Rd, SE16 7LL
Supertato at Kew(2025年4月5日~4月21日):人気絵本シリーズをもとにした子ども向けの体験型イベント。スーパーテイトーと仲間たちと一緒に、邪悪なEvil Peaを倒し、野菜を救う冒険に出発!野菜や果物の成長を学びながら、形や色を観察するアクティビティや、写真撮影が楽しめる。音楽やダンスも満載で、遊びながら学べる。この体験はキューガーデンの入場料に含まれます。
チケット予約(GetYourGuide)/ 関連記事:キューガーデン観光ガイド
BrewLDN 2024 (2025年4月10日~12日):クラフト飲料業界の活気ある祭典で、醸造家、蒸留家、職人たちが手がける最新かつ最高のドリンクを紹介するイベント。会場ではストリートフードの屋台、DJによる音楽も楽しめる。
チケット予約 (BrewLND) / 会場:Between the Bridges, The Queen’s Walk
Yoga with Live Music(2025年4月19日~6月14日 10:00, 12:00):ロイヤル・アルバート・ホールのエルガールームで生演奏に合わせて行われるフローヨガのセッション。4月はパーカッショニスト、6月はバイオリニスト兼歌手とのコラボレーション。参加者はヨガマット持参。
チケット予約 (RAH) / 会場:ロイヤル・アルバート・ホール
London Coffee Festival(2025年5月15日~5月18日):260を超える職人によるコーヒーとグルメ食品ブランドが出展し、世界クラスのバリスタによるデモンストレーションやテイスティング、インタラクティブなワークショップ、ストリートフード、コーヒーベースのカクテル、音楽、アート展、そして教育的なラボプログラムなどが開催される。業界関係者やコーヒー好きに人気のイベント。
チケット予約 (The Lodnon Coffee Festival) / 会場:The Truman Brewery, E1 6QR
Moomin 80: The Door Is Always Open(2025年5月25日~2025年6月1日, 14:00~17:00):ムーミン誕生80周年を記念し、子どもたちがムーミンハウスを建設できる特別なイベント。ムーミンハウスは、「安全」「愛」「家族」といったテーマが核となっているムーミンの物語の最後に登場し、避難先を求めるすべての人々に開かれた場所となる、物語を象徴する特別な家。このイベントは、芸術・移民・社会変革の分野で活躍する英国の主要団体Counterpoints Arts、英国各地で冒険的な遊びや子ども主体の建築活動を推進するWoodland Tribe、そして会場であるサウスバンク・センターによるコラボ企画で、「Refugee Week 2025」に向けた取り組みの一環です。
無料のイベント / 会場:サウスバンクセンターのリバーサイドテラス(Level 2)
4. アート展覧会・エキシビション一覧

Helios in the Painted Hall(~2025年3月25日まで):1月20日まで行われているルーク・ジェラムによる火星のインスタレーションに続き、同氏の最新作『Helios』がペインテッド・ホールに登場。Heliosは、時間と生命の象徴である古代ギリシャ・ローマの太陽神にちなんで名付けられた、直径7メートルの「太陽」のアート作品。天体写真家が撮影した太陽の写真や、NASAによる観測データをもとに作成され、太陽表面の驚くべき詳細を間近で観察できる。
チケット予約(ORNC Greenwich) / 関連記事:ペインテッドホール-旧王立海軍学校とは?
Picasso: Printmaker(~2025年3月30日まで):キュビスムの先駆けとなった画期的な絵画「アビニョンの娘たち」(1907年)の前後に制作された1900年代初頭の作品を含む、ピカソの版画に焦点を当てた回顧展。1930年代に制作された100枚の連作銅版画である「ヴォラールシリーズ」や、ピカソが86歳の時(1968年)に完成させた「347シリーズ」の一部も展示される。
チケット予約 (British Museum) / 関連記事:大英博物館のみどころ
Soil: The World at Our Feet(~2025年4月13日まで):五感で楽しむアート作品、歴史的な物品、科学的な工芸品、記録映像などを通じて、土壌が地球の未来に果たす重要な役割を再考する展示会。
チケット予約(Somerset House) / 会場:サマセットハウス
The World of Tim Burton(~2025年4月21日まで):15年に渡り世界を巡回していた「ティム・バートンの世界」展が、ついにロンドンのデザインミュージアムでフィナーレを迎える。キャラクターの原画やオブジェ、10代の頃に撮影した映像や写真、手紙などの貴重な資料などを通して、ティム・バートンの独特なキャラクターや世界観を探る。
チケット予約(Design Musuem)/ 関連記事:デザインミュージアムとは?
Brasil! Brasil! The Birth of Modernism(~2025年4月21日まで):活気あふれる文化、アイデンティティ、風景に根ざしたブラジルのモダンアートに焦点を当てた展覧会。これまで英国での注目度が比較的低かったアーティストの作品も展示される。
チケット予約(RA) / 会場:ロイヤルアカデミー・オブ・アーツ
Versailles: Science and Splendour(~2025年4月21日まで):「ヴェルサイユ:科学と壮麗さ」展では、ヴェルサイユ宮殿の歴史の中で科学が果たした役割を紹介。王宮での貴重な科学的遺物や偉人たちの物語を通じ、科学と権力の関係を探る。
チケット予約(Science Musuem) / 会場:ロンドン科学博物館
VOGUE: Inventing the Runway(~2025年4月26日まで):VOGUE誌が贈る没入型ファッションショーの歴史展。 20世紀初頭から現代までのランウェイの変遷を多様なメディアを通して体感する。デザイナーの創造性とファッションショーの進化をたどる、ファッション好き必見のエキシビション。
チケット予約(Theatre Tickets Direct) / 会場:ライトルーム(キングス・クロス)
Naomi in Fashion(~2025年4月25日まで):1990年代に日本でも一斉を風靡したスーパーモデルの一人ナオミ・キャンベル。ロンドン出身のNaomiのファッションモデルとしてのキャリアやその背景を紐解く。数多くの衣装やアクセサリーとともに、初期のカバーシュートも展示。
チケット予約(V&A)/ 会場:ヴィクトリア&アルバート博物館
ANTHONY McCALL: SOLID LIGHT(~2025年4月27日まで):革新的な光のインスタレーションで知られる英国出身のアーティスト「アンソニー・マッコール」の没入型作品に焦点を当てた展示会。投影された光のビームが空間に大きな三次元の形を作り出し、その光の彫刻の中を動き回ることで新しい形を作り出し、自分自身の魅惑的な視点を発見することができる。
チケット予約(Tate Modern) / 関連記事:テートモダンとは?
The Moonwalkers: A Journey with Tom Hanks(~2025年4月27日まで):トム・ハンクスとBAFTAノミネートのクリストファー・ライリーによって執筆され、アポロ計画の物語を壮大なスケールで描く没入型体験。
チケット予約 (GetYourGuide) / 会場:Lightroom, N1C 4DY
関連記事:ロンドンの没入型デジタルアート展まとめ
The Great Mughals: Art, Architecture and Opulence(~2025年5月5日まで):ムガル帝国の最も有名な皇帝であるアクバル、ジャハーンギール、そしてシャー・ジャハーンの治世中に栄えたムガル宮廷の黄金時代(約1560年~1660年)の卓越した創造力と国際主義的な文化を紹介する大規模な展覧会。
チケット予約(V&A) / 会場:ヴィクトリア&アルバート博物館
The 80s: Photographing Britain(2024年11月21日~2025年5月5日):サッチャー政権下の激動の1980年代のイギリスを、写真や出版物を通して探求する展覧会。人種暴動、炭鉱労働者のストライキ、セクション28、エイズのパンデミック、そしてジェントリフィケーションを背景に、抗議と変革の物語に触れる。
チケット予約(Tate.org) / 会場:テート・ブリテン
Mickalene Thomas: All About Love(~2025年5月5日まで):国際的に高く評価され、先駆的な肖像画家であるミカリーン・トーマスの20年にわたる作品を紹介する展覧会。大規模な絵画、写真、コラージュ、インスタレーションが展示され、美術史における表象を再構築する。本展のチケットには、「Linder: Danger Came Smiling」への入場も含まれる。推奨年齢:16歳以上(ヌードや性的なイメージを含む作品が含まれる)
チケット予約 (Southbank Centre) / 会場:ヘイワード・ギャラリー
Linder: Danger Came Smiling(~2025年5月5日まで):イギリスの芸術家で、写真、ラディカルフェミニストのフォトモンタージュ、そして対立的なパフォーマンスアートで知られるリンダー・スターリング(一般にリンダーとして知られる)の初の個展。本展のチケットには「Mickalene Thomas: All About Love」への入場も含まれる。推奨年齢:16歳以上(ヌードや性的なイメージを含む作品が含まれる)
チケット予約 (Southbank Centre) / 会場:ヘイワード・ギャラリー
Electric Dreams: Art and Technology Before the Internet(~2025年6月1日まで):テート・モダン史上最も野心的な展覧会の一つとなる「エレクトリック・ドリームズ」では、1950年代から90年代初頭にかけて、アーティストたちが機械やアルゴリズムを用いて、人々を魅了し、思考を揺さぶるような芸術作品を生み出してきた過程を深掘りする。
チケット予約(Tate.org) / 関連記事:テートモダンとは?
Wildlife Photographer of the Year 60 Exhibition(~2025年6月29日まで):今年で60周年を迎える、自然史博物館主催の国際野生生物写真コンテスト。10月8日、博物館にて授賞式が行われ、11日より受賞作品の展覧会がスタートする。このコンテストは、プロアマ問わず、幅広い写真家たちの才能を発掘し、自然保護への貢献にもつながっている。
詳細&チケット予約(NHM公式サイト) / 会場:自然史博物館(East Pavilion Gallery)
Henri Michaux: The Mescaline Drawings(~2025年6月4日まで):フランスの画家で詩人のアンリ・ミショー(1899-1984)のユニークな作品群である「メスカリン・ドローイング」を特集。イギリスではめったに公開されることのないミショーの作品を通して、彼の驚異的な体験と「ドローイングの本質」の限界を押し広げたその試みが紹介される。
チケット予約(The Courtauld) / 会場:コートールド・ギャラリー
Goya to Impressionism. Masterpieces from the Oskar Reinhart(~2025年5月26日まで):スイスのヴィンタートゥールにあるオスカー・ラインハルト・コレクション「アム・レーマーホルツ」所蔵の印象派およびポスト印象派絵画の選りすぐりの作品群が、国外で初めて展示される。ゴヤ、モネ、ルノワール、ゴッホ、ピカソ、セザンヌなどの傑作を鑑賞できる貴重な機会となる。
チケット予約(The Courtauld) / 会場:コートールド・ギャラリー
The Face Magazine: Culture Shift(~2025年5月18日まで):英国を中心にクリエイティブおよび文化の風景を形成してきた先駆的なユースカルチャー&スタイル誌『The Face』の象徴的なファッション写真やポートレートを称える展覧会。シーラ・ロック、ステファン・セドナウィ、コリン・デイ、デヴィッド・シムズ、エレイン・コンスタンティン、ソルヴェ・スンズボーなど80名以上の写真家による作品を紹介し、200点以上の写真が展示される。
チケット予約(NPG) / 会場:ナショナル・ポートレート・ギャラリー
Leigh Bowery!(~8月31日まで):リー・バウリー展は、1980~90年代のロンドンやニューヨークを舞台に、クラブ、ステージ、ギャラリーを行き来しながらアートと人生の境界を越えた作品を展示。バウリーの先駆的で大胆な創造性を体感できる貴重な機会。
チケット予約(Tate Modern) / 会場:テートモダン
Siena: The Rise of Painting, 1300 ‒1350(2025年3月8日~6月22日):14世紀初頭のシエナにおける芸術の黄金時代に焦点を当て、ドゥッチョ、シモーネ・マルティーニ、ロレンツェッティ兄弟などの画家たちの革新的な作品を紹介。100点以上の作品が展示される予定で、絵画や装飾写本、精巧な工芸品などが含まれる。
チケット予約(National Gallery) / 会場:ナショナル・ギャラリー
The Craft of Carpentry: Drawing Life from Japan’s Forests 木の命を汲む人(2025年3月12日~7月6日):日本人独特の自然観が育んだ日本の木工文化の全貌に迫る展覧会。日本の社寺建築を支え続けてきた「堂宮大工」と、茶室をはじめとする日本の伝
統的建物を手がける「数寄屋大工」、そして世界に誇る日本の代表的な木造建築技術「木
組」の三つの側面から日本の木工文化とは何かを探る。
入場無料(Japan House) / 会場:Japan House, W8 5SA
Royal Mews, Buckingham Palace(2025年3月13日再開):戴冠式などの国家行事で使用される馬車や馬の見学ができるロイヤル・ミューズが、冬期休館を終え再オープンする。併設するキングズ・ギャラリーや、衛兵交代式の見学へ行く際に一緒に訪れてみては?
チケット予約 (GetYourGuide) / 関連記事:ロイヤルミューズとは?
Edvard Munch Portraits(2025年3月13日~6月15日):『叫び』で有名なエドヴァルド・ムンクの肖像画家としての重要な側面に焦点を当てた展覧会。エネルギッシュな筆致、大胆な色彩、モデルとの直接的な関わりを通じて描かれた肖像画をとおして、ムンクの肖像画に対する新たな視点や、どのように肖像画というジャンルにおいて中心的な役割を果たしたかを探求する。
チケット予約(NPG) / 会場:ナショナル・ポートレート・ギャラリー
Dress Codes: at Kensington Palace(2025年3月13日~2025年11月30日):ケンジントン宮殿の新しい展覧会「ドレス・コード」では、王族や宮廷のファッションの進化を辿る。エリザベス2世やダイアナ妃が着用した衣装のほか、20世紀初頭の日本の宮廷服も展示される。貴重な衣装の数々を通じ、ドレスコードの変遷を体感できる。本展示は宮殿の入場料に含まれます。
チケット予約(GetYourGuide) / 会場:ケンジントン宮殿
Arpita Singh: Remembering(3月20日~7月27日):インドの芸術家アルピタ・シンの個展「Remembering(追憶)」では、60年以上にわたる彼女のキャリアを網羅。シンの絵画は、インドの細密画や物語に着想を得ながら、社会的激動や国際的な人道危機といった身近な経験を織り交ぜたもので、内なる感情と外界の出来事が織りなす緊張感を描き出している。大規模な油彩画からより水彩画、インクドローイングまで、彼女の多彩な表現を探求する。
入場無料 / 会場:サーペンタイン・ノース
Astonishing Things: The Drawings of Victor Hugo(2025年3月21日~6月29日):ミュージカルにもなった『レ・ミゼラブル』などの著書で知られる、19世紀フランスの詩人・小説家ヴィクトル・ユーゴーの貴重な絵画作品に焦点を当てた展覧会。幻想的なインク画や水彩画を通じて、文学とは異なる彼の創作の世界を紹介する。初期の風刺画やスケッチから、壮大な風景画、抽象表現まで、多彩な作品を展示。これらの紙に描かれた傑作は一般公開の機会が極めて少なく、イギリスでは50年以上ぶりの展示となる。
チケット予約(RA) / 会場:ロイヤル・アカデミー・オブ・アーツ
Splash! A Century of Swimming and Style(2025年3月28日~8月17日):プール、公共浴場(Lido)、自然の3つのセクションに展示される200点以上のアイテムを通して、泳ぐための水着として販売され始めた1920年代、ビーチホリデーの人気が爆発的に高まった時代、そして現代に至るまで、水泳が生活において果たす役割などを深堀りする。BBC Oneの「The Great British Sewing Bee」でおなじみの、ドレスとデザインの歴史家であるアンバー・ブチャートによるキュレーション。
チケット予約(Design Museum) / 会場:デザインミュージアム
Grayson Perry: Delusions of Grandeur(2025年3月28日~2025年10月28日):英国の芸術家、グレイソン・ペリーの40点以上の新作と影響を受けた名作を並べ、クラフト制作の本質やアートの未来を問いかける現代美術展。ウォレス・コレクションでこれまでに開催された最大規模の展覧会となる。
チケット予約(Wallace Collectionサイト) / 会場:ウォレス・コレクション
José María Velasco: A View of Mexico(2025年3月29日~8月17日):19世紀メキシコを代表する画家ホセ・マリア・ベラスコの英国初の回顧展。地質学や植物学への深い関心が芸術に反映され、科学的視点を持つ独自の作品約30点が展示される。
チケット予約(National Gallery) / 会場:Sunley Room(ナショナル・ギャラリー)
Giuseppe Penone: Thoughts in the Roots(2025年4月3日~9月7日):アルテ・ポーヴェラを代表するイタリアの芸術家ジュゼッペ・ペノーネの50年以上にわたるキャリアを網羅する個展。木材、鉄、ワックス、青銅、テラコッタ、石膏など多様な素材を用いた作品を通して、人間と自然界との関係に対するアーティストの継続的な探求を紹介する。
入場無料 / 会場:サーペンタイン・サウス
Fixing Our Broken Planet Gallery at NHM(2025年4月3日オープン):自然史博物館に新しい常設展示ギャラリーがオープン!訪問者は、スマトラサイ、寄生虫、クジラの耳垢など250点以上の標本や、世界をリードする研究者や環境保護活動家の話を通して、地球が直面している課題への解決策を探ることができる。
入場無料 / 場所:自然史博物館
The Carracci Cartoons: Myths in the Making(2025年4月10日から7月6日):イタリア北部のボローニャ出身の画家である兄弟、アンニーバレ・カラッチとアゴスティーノ・カラッチが1599年頃に制作した巨大なカートゥーン(下絵)が展示される。ローマのファルネーゼ宮殿の大規模なフレスコ画を制作するための準備として作成されたもので、幅は約4メートル、高さ2メートル。主に木炭と白いチョークで描かれた繊細な2枚の木炭画。
鑑賞無料 / 会場:ナショナル・ギャラリー(Room 1)
The Edwardians: Age of Elegance(2025年4月11日~2025年11月23日):ヴィクトリア朝から第一次世界大戦への移行期であるエドワード朝時代の贅沢さと華やかさを探求する展覧会。最もファッショナブルな2組の王室夫妻、エドワード7世とアレクサンドラ王妃、そしてジョージ5世とメアリー王妃の生活や嗜好を、ファッション、ジュエリー、絵画、写真、本、彫刻、陶器など約300点以上のアイテムを通して深堀りする。展示品の約半数は初公開。本展示はキングズギャラリーの入場チケットに含まれる。
チケット予約(Royal Collection Trust) / 会場:キングズギャラリー
Cartier at V&A(2025年4月12日~11月16日):カルティエの宝石と時計に焦点を当てた大規模な展覧会。カルティエの芸術性、デザイン、職人技の進化を辿り、その歴史と革新性を紹介する。エリザベス女王2世が1953年に依頼した、希少な23.6カラットのピンクダイヤモンドや戴冠式で着用されたスクロールティアラ、世界各地の博物館や個人コレクションから集められた貴重な品々を含む350点以上が展示される。
チケット予約(V&A) / 会場:ヴィクトリア&アルバート博物館
The Power of Trees(2025年4月12日~9月14日):この展覧会では、緻密なボタニカルアートから革新的な映像作品まで、多様な表現を通して、木の不朽の美しさを探求する。フィンランドのアーティスト、エイヤ=リーサ・アティラによる樹齢30mの巨大なトウヒ(spruse)の映像作品は圧巻。この展覧会はキューガーデンの入場チケットに含まれます。
チケット予約(GetYourGuide)/ 関連記事:キューガーデン観光ガイド
Hiroshige: artist of the open road(2025年5月1日~2025年9月7日):四半世紀ぶりにロンドンで開催される「歌川広重」の展覧会。大英博物館所蔵の版画、素描、挿絵本、絵画に加え、広重作品の著名な米国収集家アラン・メドー氏からの貴重な寄贈品や貸与作品、その他重要な貸出作品も展示される。初期の作品、風景画、花鳥図、扇子の各テーマごとに広重を掘り下げ、後の世代への影響にも焦点を当てる。
チケット予約(British Museum)/ 会場:大英博物館 Room 35
The Genesis Exhibition: Do Ho Suh: Walk the House(2025年5月1日~2025年10月19日):韓国出身でロンドンを拠点に活動する芸術家「ド・ホー・スー」の大規模な回顧展。インスタレーション、彫刻、映像、ドローイングを通じて、家やアイデンティティ、空間の記憶を探求する。半透明の布製建築やフォトグラメトリー技術を用いた作品が展示され、観客は物理的・心理的に作品に没入できる。
チケット予約(Tate) / 会場:テートモダン
Of the Oak at Kew(2025年5月3日~2025年9月28日):キューガーデンで最も古い木のひとつであるルコームオーク(Lucombe oak)の内部で起こる生命活動を視覚的・聴覚的に体感できる12分間のインタラクティブなビデオインスタレーション。キューガーデン初の屋外デジタルアート作品となる。サーチ・ギャラリー、バービカン・センター、カンヌ映画祭などで作品を発表し、国際的な成功を収めてき『Marshmallow Laser Feast』が手がける。このイベントはキューガーデンの入場チケット含まれます。
チケット予約(GetYourGuide)/ 関連記事:キューガーデン観光ガイド