イギリスでのコロナワクチン接種について解説
本記事では、イギリス国内のコロナワクチン接種に関する情報を紹介しています。
イギリスに来たばかりの方や、これからイギリスに長期滞在する予定がある方は参考にしてみてください。
1. イギリスでのコロナワクチン接種について
イギリスでは、イングランド、ウェールズ、スコットランド、アイルランドの各政府の主導のもと、国民医療サービスNHSにより住民を対象とした、無料のコロナウイルス予防接種が行われています。
2024年9月時点、このNHSによる無料のCOVID-19のワクチン接種は、コロナ感染による重症化リスクが高いとされる方のみが接種対象となっており、通常、春と秋にワクチンが提供されています。
その他の疑問は、以下のQ&Aを参考にしてみてください。
Q. NHSのコロナワクチン接種の対象者は?
A: 対象者は、次のような方です。
- 65歳以上
- 妊娠中
- 6か月~64歳で、健康状態や治療により重症化リスクが高い方
- 高齢者介護施設に入居中の方
これらの方以外にも、NHSは年齢や健康状態に応じて、冬に向けてCOVID-19ワクチンをすすめる場合があり、対象者にはNHSから直接連絡がきます。
最新の接種情報は、次のリンクより確認できます。
Q. NHS以外のコロナ予防接種が受けられる場所は?
A: はい、受けられます。英国大手Bootsをはじめとする一部の薬局で接種が可能です。参考までに、Bootsの接種料は、一度の接種につき98.95ポンド(2024年9月時点)です。オンライン予約できます。
Q. イギリスで使用されているワクチンの種類は?
A: イギリスで使用されている主なCOVID-19ワクチンは、モデルナ社製のSpikevaxと、ファイザー社とビオンテック社によるコミナティです(2024年9月時点)。
各ワクチンの詳細は、次の英国政府公式サイトでチェックできます。
Q. コロナウイルスの検査はどこでできる?
A: NHSにより重症化リスクが高いとされる方は、薬局にて自己検査キット(Lateral Flow Test)を無料でもらうことができます。詳細はこの公式NHSページへ。
NHSの無料検査キットの対象者でない方は、街の薬局で購入できます。
最後に
いかがでしたでしょうか?
世界保健機関(WHO)は、2023年5月5日、「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態(PHEIC)の宣言を終了する」と発表しましたが、コロナウイルスは依然として大きな脅威だと警告しています。
今後も各自ができる対策し、健康に英国生活をおくりたいですね。
本記事は、一般的な情報提供を目的としており、個々の状況に応じたアドバイスではありません。最新の情報は、必ず英国政府の公式サイトでご確認ください。