イギリス国内の感染状況・規制・ルールをチェック!
この記事ではコロナ禍のイギリス滞在者や渡英間近の方が、英国内の最新&正確な情報を収集する為に役立ちそうなおすすめのツールや公式ページへのリンクなどに加え、コロナの症状が現れた時や現在の検査ルールなどについて紹介しています。
1. イギリス国内の感染者数チェック
イギリス国内の最新の感染者数データの確認は↓英国政府公式ページで確認!
英国政府公式サイト:GOV.UK – Coronavirus in the UKのページへ
↑ページのダッシュボードではイギリス全国、イングランド、ウェールズ、スコットランド、北アイルランド、各地区(Local Authority) の次のデータが確認できます。
- コロナワクチンの国内接種状況
- 感染者数
- 死者数
- コロナによる入院患者数
- コロナ検査数など
2. イギリス国内の規制措置チェック
2022年4月時点においてイギリス国内での法的規制は、イングランド、ウェールズ、スコットランド、北アイルランドの地域により多少の違いはあるものの、ほぼすべての規制が無くなった状態です。
コロナとの共生が本格的に始まり、コロナはもはやインフルエンザと同じ扱いと言っても過言ではない状況のイギリスですが、コロナが終息した訳では無く、今後未知の変異種発生も考えられることから、状況に応じてマスクの着用などの感染防止対策を推奨(自己判断)する政府のアドバイスはある感じです。
現在の詳しいガイダンスについては各地域政府の公式ページへ↓
- イングランド – GOV.UK: Coronavirus, how to stay safe and help prevent the spread
- ウェールズ – Welsh Government: Coronavirus
- スコットランド – Gov.Scot: Coronavirus in Scotland
- 北アイルランド – nidirect: Coronavirus
在英者へ向けた日本語の情報メールの受け取り
イギリス滞在中の情報収集手段の一つとして「在留届」と「たびレジ」について紹介しておきます。
特に長期滞在する方は「在留届の提出」が義務でもある為、居住先が決まったら必ず提出しておきましょう(オンラインで簡単です)。
在留届けやたびレジを提出しておくことで「日本大使館や領事館」から….
- イギリス国内の規制措置情報
- 各種手続き案内
- 英国内の最新安全情報
- 日本入国の水際対策の最新情報
などのお知らせをメール(日本語)で受け取ることができます。
- 在留届の提出は3カ月以上日本国外に滞在する方が対象。
- たびレジの登録は渡英前の方や3カ月未満の一時滞在者が対象。
3. イギリスへの渡航&入国ルール
イギリスへ渡航・入国のルールは、世界や国内の感染状況によりこれまでに目まぐるしく変化してきました。
これまでもそうでしたが、今後も新たな変異種の出現などにより「突然のルール変更」は無きにしもあらず。
最新の入国ルールは以下の記事で紹介しているのでご参考にどうぞ。
コロナ禍のイギリス渡航・入国ルール解説の記事へ (TANKs London)
4. ラテラルフローテストについて
イングランドでは、これまで無症状者向けの「ラテラルフローテスト」と呼ばれる抗原検査を無料で受けることができましたが「2022年4月1日より有料」となりました。
他地域でのラテラルフロー検査については↓各公式ページを参照。
有料ラテラルフローテストの入手方法
有料のLateral Flow Testは、町の薬局(店舗かオンライン) で入手できます。
2022年4月時点、英国大手薬局のBootsでは1回分の検査キット(Flowflex)の値段は£2。
公式BootsサイトのLateral Flow Test販売ページへ
YouTubeにあるラテラルフロー検査キットの使用方法動画(英語)を置いておきます。
検査結果は約20分ほどで判明。
- ACON Flowflex (使用解説公式YouTube動画)
- Orient Gene (使用解説公式YouTube動画)
- SureScreen (使用解説公式YouTube動画)
5. コロナ症状と検査陽性時について
2022年4月時点のイングランドの情報
現在のルールでは、コロナの症状が現れた際は「ラテラルフローテストもPCR検査も受ける必要はない」とされています(ワクチン接種の有無問わず)
自主検査を受け陽性が判明した際も「PCR検査を受ける必要はなし」とされています。
また、「どちらのケースでも隔離義務は無い」のですが政府のアドバイスでは調子が悪かったり高熱がある場合には…
- 自宅で静養
- 人との接触を避ける
とのこと。
そして、陽性者へ「推奨」する自宅待機期間は…
- 大人は5日間
- 18歳以下は3日間
とされています(検査で陽性が判明した日からカウント)。
【情報ソース】公式NHS – What to do if you have coronavirus or symptoms of COVID-19
症状が悪化したら
高熱が出た際には解熱剤のパラセタモール(参考Boots UK: Paracetamol)を服用。
*パラセタモールとは日本のアセトアミノフェンと同じものです。
以下に該当する方はNHS 111 onlineやNHS111(電話)にアクセスし指示を仰ぎましょう
(*日本語の通訳もお願いできます)
- 家では対処できないほどに症状がひどい時
- 症状が悪化の傾向
- 7日経っても一向に改善しない時
緊急時の連絡は「999」(救急)へ!
情報ソース:What to do if coronavirus symptoms get worse (NHS.UK)
6. 濃厚接触者について
2022年4月時点のイングランドの情報
知り合いや同居者が陽性となった際には、コロナの症状が現れるまでには10日程かかるとのこと。
それまでの間は他人にうつす可能性がある為、NHSでは次のことを推奨しています。
- 陽性者との接触を出来る限り避ける
- お年寄りなどの重症化高リスク者との接触を避ける
- 外出時に人との接触を出来る限り避ける
- マスクの着用
- 手洗いと消毒液の使用
ちなみに、ラテラルフロー検査を行う義務は無いので受けたい方は薬局などで購入しましょう。
【情報ソース】公式NHSサイト – What to do if you’ve been in close contact with someone with coronavirus
最後に
この記事で紹介した内容は、あくまでも英国政府の公式サイトやNHSの情報を基にした筆者の解釈となります。
できる限り最新の正しい情報をお届けできれば…と思っていますが、各項目に貼ってある「情報ソース」のリンクなどを参考に公式サイトでの最新情報チェックはくれぐれもお忘れなく!
当サイトの公式Twitterアカウントでは、様々な現地最新情報を毎日ツイートしているのでそちらもご参考にどうぞ。