イギリス料理 & デザート13選 【ロンドンのお勧めレストランも紹介!】
イギリス料理と言ってどんな料理を思い浮かべるでしょうか?
「イギリスの料理は美味しくない」という話も聞いたことがあるかもしれませんが、せっかくイギリスに滞在するのならイギリスならではの食事も楽しみたいところだと思います。
日本ではどのレストランに入ってもそれなりに美味しい食事ができますが、ロンドンの飲食店は「当たりハズレの差が大きい」ので、美味しい料理を食べる為には「評判の良い店をチェックしておく」方が安心かと思います。
この記事では、イギリスの伝統料理やデザートを紹介するとともに、人気があるおすすめレストランも紹介しています。是非、参考にどうぞ!
1. フィッシュ&チップス
まずは、英国料理の代表格「フィッシュ&チップス」を紹介します。
フィッシュ&チップスとは、簡単に言うと「魚のフライとフライドポテト」のことで、魚の衣はパン粉ではなくどちらかと言うと「天ぷらの衣」の様なタイプのものが一般的。
フライドポテトは、マクドナルドの様な加工されたものではなく生のジャガイモを揚げたスタイルのものが多いです。
魚とフライドポテト自体には味付けがされていない為、自分好みに味付けして食べるのが英国流。定番は「モルトビネガー」と「塩」ですが、最近のトレンディーなパブではタルタルソースやレモンを添えてある所も多々。
料理を提供するパブ(ガストロパブ)であれば、必ずと言っていいほど「フィッシュ&チップス」がメニューにありますが、フィッシュ&チップスの専門店もあり「魚の種類」を選ぶことができることも。
その他、専門店では小エビのフライ(スキャンピー)やソーセージのフライなど、魚以外の定番メニューも是非試してみたいところ。
フィッシュ&チップス専門店のメニューに良くある「魚の種類」を紹介しておきます↓
フィッシュ&チップス専門店でみられる魚の種類
- Cod – 真ダラ。フィッシュ&チップスで使われる定番の魚
- Haddock – コダラ、モンキツダラ(北大西洋に生息するタラの一種)。フィッシュ&チップスで使われる定番の魚。
- Plaice – ツノガレイ
- Rock Salmon – 小ぶりのサメ
- Pollock – スケトウダラ
「衣を付けて揚げる」というシンプルな料理ですが、生魚を取り扱うことや意外に難しい「揚げる技術」を考えると、シンプルだからこそ店によって味の差が出やすいと言えるんじゃないでしょうか?
以下、ロンドン市内で評判のフィッシュ&チップス店を5店紹介。
① The Mayfair Chippy
② Poppies
③ Golden Union
④ Hook Camden Town
⑤ Toff’s
① The Mayfair Chippy
フィッシュ&チップスのナショナルアウォードでトップ10に入る大人気店。
生ガキや蟹、ムール貝などのシーフードを中心にしたメニューが魅力的です。
メイフェアならではの高級感とトレンディーな雰囲気を合わせたお洒落な店内には、地ビールをはじめとするドリンク類も充実しています。
店舗情報
住所:14 N Audley St Mayfair, London W1K 6WE
交通
- ボンドストリート駅(セントラル、ジュビリーライン)より徒歩5分
- マーブルアーチ駅(セントラルライン)より徒歩5分
営業時間
- 月~金 11:30~21:45
- 土・日 11:00~21:45
The Mayfair Chippy予約(OpenTable)
② Poppies
ロンドンに3店舗を展開する老舗店。
フィッシュ&チップスのナショナルアウォードでトップ20に入る人気店です。
Cod(真ダラ)か Haddock(コダラ)の2種類の魚からチョイス。
衣はよくありがちなボリュームのあるタイプではなく、薄くあっさりしてるので全体的に上品な仕上がり。
店舗情報
Soho店:55 Old Compton St, Soho, London W1D 6HW(地図)
Spitalfield 店:6-8 Hanbury Street, London E1 6QR(地図)
Camden 店:30 Hawley Crescent, London NW1 8NP(地図)
営業時間(全店共通)
- 月~木 11:00am – 11:00pm
- 金、土 11:00am – 11:30pm
- 日 11:00am – 10:30pm
予約:Poppies 公式サイト(英語)
③ Golden Union
2008年のオープン以来人気を誇る店。
フィッシュ&チップスの他にホームメイドのパイ料理も提供。
店舗情報
住所:38 Poland Street, Soho, London W1F 7LY
営業時間:毎日 11:30am – 10:00pm
④ Hook Camden Town
日本のパン粉や昆布塩、ケイジャンソース、トリュフソースなど、伝統的なフィッシュ&チップスにひねりを加えたメニューが特徴的な店。
アジア風なメニューの数々はトレンディーなロンドナーに大人気。
店舗情報
住所:63 Parkway, London, NW1 7PP
最寄り駅:カムデンタウン(ノーザーンライン)
営業時間
- 日月 12:00pm – 9:00pm
- 火~木 12:00pm – 15:00pm、17:30pm – 22:00pm
- 金 12:00pm – 15:00pm、17:30pm – 22:30pm
- 土 12:00pm – 22:30pm
予約:Hook Camden Town予約(OpenTable)
⑤ Toff’s
1968年創業の老舗店。魚の種類が豊富。
フィッシュスープや焼きえびなど、普通のフィッシュ&チップス店では味わえないオリジナルメニューも多数。
店舗情報
住所:38 Muswell Hill Broadway, London N10 3RT
営業時間
- 月~土 11:30am – 11:00pm
- 定休日:日曜
Toff’s 公式ウェブサイト(英語)
2. トライフル – Trifle
トライフルとはシェリー酒を含んだスポンジケーキ、カスタードクリーム、フルーツゼリー、ホイップクリームなどを重ねて作られたデザートのことで、日本の「パフェ」に似た感じです。
お袋の味的なデザートでホームメイドが一般的なのか、レストランやパブのメニューで見かけたことはありません。
試してみたい方は、スーパーマーケットで売られているトライフルを買ってみましょう。
大手のスーパーマーケットであれば、小規模なサイズの店舗でも必ず置いてある定番の人気商品で、日本で言う「プッチンプリン」的な存在と言えるかもしれません。
スーパーマーケットで購入できるトライフルの定番はイチゴのトライフルで、季節によりサマーフルーツやラズベリーなどもあり。
店によって少しずつ味が異なりますが、個人的には大手スーパーマーケットSainsbury’s のものがおすすめ。
値段も手ごろなので是非お試しあれ!
3. パイ – Pie
「パイ」と言っても、デザートではなくメインディッシュの料理です。
「パイ」と言うと、日本人だったら何層にも重なった生地とパリっとした食感のパイを想像する人も少なくはないと思いますが、英国の「パイ」料理とは一般的に「マッシュポテトを使用したパイ」と「タルトの様な生地を使用したパイ」の2種類が代表的。
ここで紹介するのは後者のパイで、生地の中にシチューの様な具が入ったタイプのパイとなります。(マッシュポテトを使用したパイは「シェパーズパイ」や「フィッシュパイ」で紹介)
中の具はビーフシチューの様なものから、チキン、マッシュルーム、ベーコンなど様々。
Pie & Mash が良くあるコンビネーションで、パイにマッシュポテト (+グレービーソース)を添え熱々を頂きます。
以下、ロンドン市内でパイが評判の店を2店紹介。
① The Guinea Grill
② The Windmill
① The Guinea Grill
牧草で育てられたイギリス&スコットランド牛の最高級熟成肉料理を専門とするレストラン。
パイだけでなく、クオリティーの高いビーフステーキやシーフード料理も楽しめます。
この店の Steak and Kidney Pie は、ナショナルチャンピョンを3度受賞しており、その味はお墨つき。
少々高めのMayfair価格となりますが試してみる価値ありです。
1423年に開店したロンドンで最も古いパブの1つを利用していることもあり、英国らしい店内の雰囲気も高ポイント。
店舗情報
住所:30 Bruton Place, Mayfair, W1J 6NL
営業時間
- 月~金 12:00pm – 3:00pm, 6:00pm – 10:00pm
- 土 6:00pm – 10:00pm
- 日 12:00pm – 3:00pm
予約:The Guinea Grill予約(OpenTable)
② The Windmill
The Guinea Grillと同じくメイフェアにある店。
この店も何度もナショナル・パイアワードを受賞している店で、The Guinea Grillとはライバル関係なんだろうと思います。
様々な種類のパイや伝統的なイギリス料理の他、パブならではの様々な銘柄のビールやワインも楽しめます。
落ち着いた店内の雰囲気は居心地が良くルーフテラスも人気。
店舗情報
住所:6-8 Mill Street, London W1S 2AZ
営業時間
- 月~金 11:00am – 11:00pm
- 土 12:00 – 11:00pm
- 日 12:00 – 6:00pm
予約:The Windmill 公式サイト(英語)
4. アフタヌーンティー
1800年頃、侯爵夫人のアンナ・ラッセルが始めたとされるアフタヌーンティー。英国に来たら是非一度は試してみたい方も多いのではないでしょうか?
大抵のアフタヌーンティーにはサンドイッチ、スコーン、数種類の小ぶりのケーキに紅茶がセットになっており、追加料金でシャンパン付きにできることも多いです。
伝統的なクラッシクスタイルのものから、工夫を凝らしたユニークなものまでバラエティーに富んだアフタヌーンティーがあるので、一度のみならず、様々な場所でアフタヌーンティーしてみるのがおすすめ。
以下、アフタヌーンティーに定評のある人気の3店舗を紹介。
① Fortnum & Mason
② Sketch
③ B Bakery Afternoon Tea Bus Tour
① Fortnum & Mason Diamond Jubilee Tea Salon
英国の伝統的なアフタヌーンティーを楽しむなら、王室御用達の紅茶と食品のスペシャリストであるFortnum & Masonがおすすめ。
超一流高級食材店がセレクトした紅茶やケーキのクオリティーは言うまでもないですが、丁寧なサービスや優雅で落ち着いた雰囲気の中、特別なひと時が過ごせるはず。
アフタヌーンティーの場所として王道のホテル「The Ritz」は、ドレスコードが厳しいのでそれなりの準備が必要となるのに比べ、フォートナム&メイソンはカジュアルな服装でも問題ない為、観光の合間に気軽に立ち寄ることができるのもおすすめポイント。
アフタヌーンティー後、店内でのお土産探しも外せません!
関連記事:フォートナム&メイソンとは?
店舗情報
住所:181 Piccadilly, London W1A 1ER
営業時間
- 月~木 11:30~19:00
- 金・土 11:00~19:00
- 日 11:30~18:00
予約:Fortnum & Mason Diamond Jubilee Tea Salon予約
② Sketch
セントラルロンドンの高級エリア「メイフェア」にある、アートとアフタヌーンティーが楽しめる人気店。
質の高い紅茶のセレクションに焼き立てふわふわのスコーン、芸術的なケーキの数々を上品な「ピンクの空間」で楽しめます。
あっと驚くインテリアは一見の価値あり!
店舗情報
住所:9 conduit street, London W1S 2XG
アフタヌーンティー営業時間:月~日 11:30am – 4:00pm
予約:Sketch 公式ウェブサイト(英語)
③ Brigit’s Bakery Afternoon Tea Bus Tour
歴史あるルートマスターのロンドンバスで、町を巡りながら車内でアフタヌーンティーが楽しめるロンドンならではのなんとも素敵なツアー。
約1時間30分のツアーでは、コベントガーデンにある Brigit’s Bakery で毎日作られる、フレッシュなマカロンやサンドイッチ、ケーキなどが楽しめます。
観光の思い出、女子会、記念日のお祝いなどにもおすすめ。
予約:B Bakery Afternoon Tea Bus Tour を予約する(GetYourGuide)
5. シェパーズパイ
3の「パイ」でも紹介しましたが、英国の「パイ」料理は「マッシュポテトを使用したパイ」と「タルトの様な生地を使用したパイ」の2種類が代表的。
ここで紹介するシェパーズパイは、マッシュポテトを使用したパイとなります。
「シェパーズパイ」とは、羊のひき肉や玉ねぎ、人参、セロリなどをグレイビー(肉汁をベースに作られたソース)と一緒に調理したものをマッシュポテトで覆い、オーブンで焼いた料理のこと。
「コテージパイ」というシェパーズパイに良く似た伝統料理もありますが、コテージパイに使われるひき肉は「牛肉」となります。
以下、シェパーズパイが美味しいお勧めの3店を紹介。
① The Ivy
② Cinnamon Bazaar
③ The Windmill
① The Ivy
モダンブリティッシュが味わえる、メディアにも頻繁に取り上げられる5スターレストラン。
1917年にオープンして以来、レストランとしてだけでなく、社交場としても愛されてきた老舗店です。
アールデコのインテリアやステンドグラスなど、店内の雰囲気はまさに特別な空間。
シェパーズパイは、店の人気メニューでもありまさに至福の時間が過ごせます。
ドレスコードはスマートカジュアル。
店舗情報
住所:1 – 5 West Street, London WC2H 9NQ
営業時間
- 月~水 12:00 – 11:30pm
- 木~土 12:00pm – 12:00am
- 日 12:00 – 10:30pm
予約:The Ivy 日本語で予約する (OpenTable)
② Cinnamon Bazaar
コヴェントガーデンに店を構えるツイストが効いたメニューが人気のインド料理店。
この店のシェパーズパイは、Time Out The 100 Best Dishes in Londonに選ばれた人気メニューで、スパイスの効いたテイストが癖になります。
店舗情報
住所:28 Maiden Lane, London WC2E 7JS
営業時間:毎日 12:00pm – 遅くまで
予約:Cinnamon Bazaar予約 (OpenTable)
③ The Windmill
パイのお勧め店としても登場した「The Windmill」はシェパーズパイも絶品!
店舗情報
住所:6-8 Mill Street, London W1S 2AZ
営業時間
- 月~金 11:00am – 11:00pm
- 土 12:00 – 11:00pm
- 日 12:00 – 6:00pm
予約:The Windmill 公式サイト(英語)
6. スティッキー・トフィー・プディング
デーツを使ったしっとりとしたスポンジケーキに、トフィーソース(日本でいうキャラメルソースのようなもの)をかけた温かいデザート。
店によってカスタードクリームやバニラアイスクリーム、クロテッドクリームなどと一緒に提供されます。
デーツの上品な甘さとトフィーソースのコンビネーションは癖になる幸福感。
以下、スティッキートフィープディングが評判のお勧め3店を紹介。
① HAWKSMOOR
② The Abingdon
③ Annie’s
① HAWKSMOOR
市内に6店舗を展開する「HAWKSMOOR」は、2006年にオープン以来、注目を浴び続ける大人気ステーキ店。
店の人気メニューでもある「Sticky Toffee Pudding」は、クロテッドクリームと一緒にいただきます。
店舗情報
住所:5A AIR STREET, LONDON W1J 0AD
営業時間:月~金 12:00-3:00pm、5:00pm-10:30pm 土 12:00-11:00pm 日 12:00-9:30pm
日本語予約 (OpenTable)
- Hawksmoore Air Street 店(ピカデリ―サーカス駅より徒歩3分)
- Hawksmoore Nightsbridge店(ハロッズより徒歩10分)
- Hawksmoore Seven Dials店(コベントガーデン駅より徒歩2分)
- Hawksmoore Spitalfields店(リバプールストリート駅より徒歩10分)
② The Abingdon
賑やかなケンジントンハイストリートから徒歩2~3分の住宅街の一角にある家族経営のパブ。
イギリス料理やモダンヨーロピアンの料理が堪能できます。
Sticky Toffee Pudding は特に人気のメニュー。
店舗情報
住所:54 Abingdon Road, London W8 6AP
営業時間:ランチ 月~金 12:30-2:30pm 土日 12:00-3:00pm、ディナー 月 6:30pm-10:00pm 火~土 6:30pm-10:30pm 日 7:00pm-10:00pm
予約:The Abingdon日本語で予約する(OpenTable)
③ Annie’s
西ロンドンのキューガーデンから程近くに位置するモダンヨーロピアンのレストラン。
スティッキートフィープッディングだけでなく料理の数々も人気高し。
キューガーデンを訪れる際にお勧めです。
店舗情報
住所:162 Thames Road, London W4 3QS
営業時間:月~金 10:00am-3:00pm、6:00am-10:00pm、 土日 10:00am-10:00pm
予約:Annie’s 公式ウェブサイト(英語)
7. バンガーズ&マッシュ
ソーセージとマッシュポテトにグレイビー(肉汁をベースに作られたソース)がかけられたシンプルな伝統料理で、フィッシュ&チップス並みにイギリス人に愛される定番メニュー。
「バンガー」の由来は、第一次世界大戦中の肉不足時に、水を加えて作られていたソーセージが高温のオーブンの中で弾けやすかった(バング!)ことからこの名で呼ばれるようになったのだそうな。
でも、そのまま「ソーセージ&マッシュ」と呼んでも問題なしです。
レストランでは定番の「カンバーランド」 という豚肉にスパイスを加えたソーセージを提供している所が多いのですが、黒コショウのパンチが効いたものやハーブやフルーツが入ったものなどスーパーマーケットに行くと様々なタイプの生ソーセージが見つかります。
以下、評判のバンガーズ&マッシュが味わえるロンドン市内のお店を3店紹介。
① Mother Mash
② The Queens Arm
③ The Victoria
① Mother Mash
市内中心部のファッションストリート「カーナビ―ストリート」のわき道に位置するお店。
マッシュポテト、ソーセージ、グレイビーの種類が豊富で、自分好みに組み合わせることができます。
パイ料理もあり、気軽にイギリス料理を試してみたい人にお勧めの店。
店舗情報
住所:26 Ganton Street, London W1F 7QZ
営業時間:毎日 8:30 – 遅くまで
予約:Mother Mash 日本語で予約する(OpenTable)
② The Queens Arms
ヴィクトリア、ヴォクソールに程近いピムリコにあるガストロパブ。
クオリティーの高い定番のパブ料理が楽しめます。
カンバーランドソーセージは不動の人気メニュー。
店舗情報
住所:11 Warwick Way, Pimlico, London SW1V 1QT
営業時間:火~日 12:00-10:00pm 月 12:00-3:00pm
予約:The Queens Arms 公式ウェブサイト(英語)
③ The Victoria
イギリスのクラッシクなスタイルの内装を守り通す160年続くパブ。
料理のクオリティーも高くFullersのビールも楽しめます。
店舗情報
住所:10A Strathearn Place, Paddington, London, W2 2NH
営業時間:月~土 11:00am-11:00pm 日 12:00-10:30pm
予約:The Victoria 公式ウェブサイト(英語)
8. フィッシュパイ
3の「パイ」でも紹介しましたが、英国の「パイ」料理は、一般的に「マッシュポテトを使用したパイ」と「タルトの様な生地を使用したパイ」の2種類が代表的。
ここで紹介するフィッシュパイは、マッシュポテトを使用したパイとなります。
フィッシュパイとはタラなどの白身魚、又はサーモンをミルクベースのソースで調理したものをマッシュポテトで覆いオーブンで焼いた料理のことで、フィッシャーマンズ・パイと呼ばれることもあります。
海老などの魚介類や野菜、チーズなどが入っていることもあり、店によってレシピは様々。
フワフワの熱々がたまりません!
以下、美味しいフィッシュパイと評判の2店を紹介。
① Bentley’s Oyster Bar & Grill
② Kennedy’s
① Bentley’s Oyster Bar & Grill
ピカデリーサーカスより徒歩5分、リージェントストリートのわき道Swallow Streetにある高級シーフードレストラン。
シーフード通も唸る、美味しいシーフード料理が食べれる場所としてリピーターも多いようです。
フィッシュパイは「極上」と「超極上」の2種類から選べます!
店舗情報
住所:11-15 Swallow Street, London W1B 4DG
営業時間
- Oyster Bar 月~土 11:30am-11:00pm 日 11:30am-10:00pm
- The Grill ランチ月~金 12:00-3:00pm ディナー月~土 5:30pm-11:00pm
予約:Bentley’s Oyster Bar & Grill予約(OpenTable)
② Kennedy’s
イギリス伝統料理を楽しめるパブでイーストロンドンに2店舗を展開している「ケネディーズ」。
ロンドンのパブには珍しくシーフードのメニューが多く、パイの種類も豊富なラインナップ。
値段がお手頃なのも魅力のポイント!
店舗情報
住所:184-186 Goswell Road, London, EC1V 7DT
営業時間:月~水 11:00am-1:00pm 木~土 11:00am-11:00pm 日 12:00-9:00pm
予約:Kennedy’s 公式サイト(英語)
9. ブレッド & バタープディング
ブレッド&バタープディングとは「プリン液にバターを塗ったパンを浸してレーズンと一緒に焼き上げたお菓子」の事で、アツアツを頂きます。
プリン液の割合が多いフレンチトーストと言った感じで、余ったパン(食パンやブリオッシュ)で作れる英国家庭の定番デザート。
材料は、卵、牛乳、砂糖、バター、パン、レーズンとシンプルなので日本でも簡単に作ることができますね。
シナモンやバニラエッセンスなどを加えてもおいしいと思います。
ロンドンのパブではメニューに稀に見かけることもありますが、見つけたらラッキーと思いましょう。
滞在中にブレッド&バタープディングを食べてみたい!だけど作るのはちょっと…という方は、マークス&スペンサーのデザートコーナーで探してみましょう。
10. ポリッジ – Porridge
ポリッジとはオート麦を牛乳などで調理したイギリスでは定番の朝食メニュー。
電子レンジでも手軽に作れることから、毎朝ポリッジを作って食べるイギリス人は多いです。
はちみつやチョコレートソース、バナナ、ブルーベリー、イチゴの様なフレッシュフルーツなどをトッピングして食べる人もいれば、シンプルに砂糖のみで食べる人もいます。
スコットランドでは、ポリッジに塩を入れて食べるのが伝統的な食べ方なのだそうな!
市内にもポリッジの朝食を食べられるカフェが幾つかあります。
ロンドンの一日をイギリス風にスタートしてみてはいかがでしょうか?
以下、ポリッジを提供するロンドン市内のカフェを3店紹介。
① 26 Grains
② Lundenwic
③ Pret A Manger
① 26 Grains
ポリッジ各種 £6
コベントガーデンのカラフルなスポット「ニールズヤード」にある小さなカフェ。
フレッシュで健康的な朝食を求めるヨーロピアンに根強い人気があります。
店舗情報
住所:1 NEAL’S YARD, COVENT GARDEN, SEVEN DIALS, LONDON, WC2H 9DP
営業時間:月火 8:00am-5:00pm 水~金 8:00-9:30pm 土 9:00am-9:30pm 日 10:00am-4:00pm
② Lundenwic
Coconut Milk Porridge
サマセットハウスの側にある小さなカフェ。
ポリッジは平日の 11:30am までの提供。
店舗情報
住所:45 Aldwych, London WC2B 4DW
営業時間:月~金 7:00am-7:00pm 土 10:00am-7:00pm 日 10:00am-4:00pm
③ Pret A Manger
現在、9か国に500店舗以上を展開する英国生まれのカフェチェーン。
「プレタマンジェ」略して「プレット」と呼ばれています。
店舗はロンドン市内の至る所にあるので見つけるのは簡単。
野菜たっぷりのヘルシー志向なカフェには、具沢山のスープ、各店舗で手作りされるサンドイッチなど新鮮さが売りで大人気。
ポリッジの販売は朝限定で、はちみつやラズベリーソースを選べます。
11. サンデーロースト
その名の通り、日曜に食べるロースト料理。
イギリスでは伝統的に、毎週日曜はロースト料理を食べる日となっていて殆どのガストロパブでは日曜になると「サンデーロースト」のメニューが登場します。
ローストメニューの定番は「ローストビーフ」「ローストチキン」で、「ナッツロースト」と呼ばれるベジタリアン向けもあり。
店によっては「ローストポークベリー」や「ローストラム」などがあることも。
付け合わせには、ローストポテトやパースニップ(せり科の甘い野菜)などの野菜に加え「ヨークシャープディング」と呼ばれるパンの様なペイストリーが付いてくるのが特徴。
たっぷりのグレイビー(肉汁をベースに作られたソース)をかけて召し上がれ!
以下、ロンドンで評判のサンデーローストが食べられる人気店を3店紹介。
① Blacklock SOHO
② The Harwood Arms
③ Dean Street Townhouse SOHO
① Blacklock Soho
ロンドンの中心部ソーホーの穴場的ステーキレストラン「Blacklock」。
ここのサンデーローストはボリュームがすごいです。
お肉の質も一流なので肉好きであれば絶対に試してほしいおすすめのお店。
店舗情報
住所:24 Great Windmill St, Soho, London W1D 7LG
営業時間:
- 日 Sunday Roast 12:00pm-6:00pm
- 月~金 12:00-3:00pm、5:00pm-11:00pm
- 土 11:00am-11:00pm
予約:Blacklock 日本語で予約する (OpenTable)
② The Harwood Arms
ロンドンで唯一ミシュランスターを獲得しているパブ。
リラックスしたパブならではの雰囲気の中、一流のサンデーローストが楽しめます。
コース料理のみの提供。
スターター、メイン、デザートをそれぞれ4~5種類(メインはローストを含む)からチョイスするシステム。
予約は必須!
店舗情報
住所:Walham Grove, London SW6 1QP
営業時間
- ランチ:土日 12:00-2:45pm 火~金 12:00-2:15pm 月曜定休(祝日以外)
- ディナー:月~日 6:15pm-9:15pm
予約:The Harwood Arms予約 (OpenTable)
③ Dean Street Townhouse SOHO
ロンドン中心地ソーホーにある18世紀のジョージアン様式のタウンハウスを利用したレストラン。
上品なインテリアの中、様々なイギリス料理が味わえます。
サンデーローストは特に人気のメニュー!
店舗情報
住所:69 – 71 DEAN STREET, LONDON W1D 3SE
営業時間:
- 日 8:00am-11pm(Sunday Roast 12pm – 6pm)
- 月~木 7:00am-12:00am
- 金 7:00am-1:00am
- 土 8:00am-1:00am
予約:Dean Street Townhouse予約(OpenTable)
12. アップル クランブル
アップルクランブルとは酸味が強く甘さ控えめの「ブラムリー」という種類の調理用の青いリンゴを使って作られる英国家庭伝統のデザート。
作り方は、オーブンディッシュに並べられたリンゴの上に「小麦粉、バター、砂糖を混ぜたクランブル」を乗せオーブンで焼くだけ。
食べる際は、アツアツのカスタードクリームをたっぷりかけるのがポイント。
サクサクしたクランブルに、しっとりアツアツのリンゴとカスタードクリームのコンビネーションがたまりません!
以下、アップルクランブルが食べられるお勧め2店を紹介。
① The Windmill
パイのお勧め店としても紹介した、メイフェアにある The Windmill は、アップルクランブルも絶品。
家庭で作られる一般的なものとは異なり、パリパリのパイ生地を使ったオリジナリティー溢れるアップルクランブルが楽しめます。
店舗情報
住所:6-8 Mill Street, London W1S 2AZ
営業時間
- 月~金 11:00am – 11:00pm
- 土 12:00 – 11:00pm
- 日 12:00 – 6:00pm
予約:The Windmill 公式サイト(英語)
② The Crypt
トラファルガー広場の側に立つ「セント・マーティンズ教会」の地下にあるカフェ。
教会の地下ならではのアーチ型の天井が印象的で、観光の合間の休憩場所としても非常におすすめの場所。ランチやアフタヌーンティーも楽しめます。
The Crypt のアップルクランブルは、家庭で作られる伝統的なタイプなのでイギリス人の家庭の味が楽しめるのではないかと思います。
量が多くたっぷりのカスタードクリームが付いてくるので食いしん坊もきっと満足できるはず。
店舗情報
住所:Trafalgar Square, Charing Cross, London WC2N 4JJ
営業時間
- 月火 10:00-20:00
- 水 10:00-22:30
- 木~土 10:00-21:00
- 日 11:00-18:00
The Crypt 公式サイト(英語)
13. イングリッシュブレックファスト
ロンドンを訪れたら一度は試してみたい、イギリスの代表的な朝食「イングリッシュブレックファスト」。
プレートには、ベーコン、ソーセージ、ベイクドビーンズ、ハッシュポテト、目玉焼き、マッシュルーム、焼きトマトにトーストが乗っており、かなりボリュームのある一皿。
ちなみに、これらにハギス(羊の内臓のひき肉とスパイスなどを混ぜ腸詰めにして調理したもの)が付くのが定番のスコティッシュ・ブレックファスト。
滞在先のホテルでの朝食がイングリッシュ・ブレックファストだったり、市内のカフェやパブで提供していることも多々。
パブの中には朝だけでなく「All Day Breakfast」と掲げる店もあり、イングリッシュブレックファストをランチやディナーとして楽しめることもあります。
以下、イングリッシュブレックファストが食べられるロンドン市内の人気店を紹介。
① The Orangery
② Regency Cafe
③ Apres Food Co
④ SUNDAY
⑤ The Breakfast Club
① The Orangery
ケンジントンガーデン内の宮殿側にある、レストラン兼ティールーム。
元々は、アン王女の植物温室として建てられた建物で、英国ガーデンを眺めながら優雅な食事が楽しめます。
店舗情報
住所:Kensington Palace, Kensington Gardens, London W8 4PX
営業時間:毎日 10:00am – 6:00pm
予約:The Orangery 日本語で予約する(OpenTable)
② Regency Cafe
1946年から続く老舗のカフェ。
国会議事堂のある Westminster地区にありながらも、格安の食事を提供し続けている庶民の食堂的存在。
内装は開店当時とほぼ変わらない、レトロなインテリアが可愛らしいです。
数々のメディアに取り上げられている老舗カフェでもあり、映画 ” Layer Cake ” (2004) にも登場したことで常連だけでなく観光客にも人気。
朝食メニューの他に、ハンバーガーやパイ、パスタなどもあるので、ランチやディナー時に利用するのもおすすめです。
店舗情報
住所:17-19 Regency St, Westminster, London SW1P 4BY
営業時間
- 月~金 7:00am-14:30pm、4:00pm-7:15pm
- 土 7:00am-12:00pm
- 日曜定休
③ Apres Food Co
栄養士が経営するヘルシーさが売りのレストラン。
伝統的なイングリッシュブレックファストに独自のツイストをきかせた、栄養とボリューム満点の ” The Apres Cooked Breakfast ” でロンドンでの一日をパワフルに過ごせます。
店舗情報
住所:72 St John Street, Clerkenwell, London EC1M 4DT
営業時間
- 月~金 8:00am-4:00pm
- 土 10:00am-2:00pm
Apres 公式サイト(英語)
④ SUNDAY
Caledonian road & Barnsbury (オーバーグラウンド)の駅から徒歩3分の場所にあるこのカフェは、こぢんまりとした店ながらも料理のクオリティが高く、トレンディーなロンドナーに大人気。
イングリッシュブレックファスト以外の朝食メニューも豊富で、パンケーキは特に人気のメニューなのだとか。
店のウェブサイトはなく口コミで広まった店なのでその味は折り紙つきですね。
入店時には並ぶことも覚悟して訪れましょう。
店舗情報
住所:169 Hemingford Road, N1 1DA
営業時間
- 火水: 8:30 am – 6:00 pm
- 木金: 8:30 am – 10:30 pm
- 土: 10:00 am – 10:30 pm
- 日: 10:00 am – 5:00 pm
- 月曜定休
⑤ The Breakfast Club
2005年にSOHOにオープンし、現在ロンドン市内に9店舗を展開するレストラン「ブレックファストクラブ」。
レトロなデザインを取り入れた店内は、センスが良く落ち着きのある空間となっています。
イングリッシュブレックファストの “The Full Monty” はランチやディナー時でも注文可。
パンケーキも人気。
店舗情報
Soho店:33 D’Arblay Street W1F 8EU
Spitalfields店:12-16 Artillery Lane, E1 7LS
Hoxton店:2-4 Rufus Street, N1 6PE
他店舗や開店時間は The Breakfast Club 公式ページ を参照。